第3回スパトレイル〔四万to草津〕2016に参加してきました。(Part3)
初回、前回に引き続き、6月26日に参加してきたスパトレイルの模様を紹介していきます。
今回は第2エイドからフィニッシュまでです。
第2エイド→第3エイド
第2エイドの野反湖ビジターセンターで10分ほど休憩して出発。
野反湖沿いををもう半周分走ります。
東半分の開放的な雰囲気とは違って時々森の中を通ったりして結構いい雰囲気です。
一周走り終えると向かい側にはこれから野反湖を一周しようとしている人たちが。まだまだ先は長いですね。
そして今回の最高地点弁天山への登り。
この辺りは植生保護のため追い越し禁止区間になっていますが、周りには人がいないので特に問題はありません。
弁天山に登ると、
ゴールの草津温泉が見えます。
ここが40km地点を少し過ぎたところなので残りは30kmほど。
弁天山を過ぎると根広尾根に。
この辺りはブリーフィングの際にプロデューサーの鏑木さんが「ここ走るためにプロトレイルランナーになったのではないか」と言っていたほど好きなコースらしく、
実際に下り基調のふかふかしたトレイルでとても走りやすい道でした。
トレイルから抜け集落に入るとこのあたり民家の軒先で応援してくれる人がいたりして感激。
先日の奥久慈トレイルのときにも感じましたが、地元の人たちに支えられているレースというのは参加していてとても気持ちいいものです。
そして第3エイドの根広ねどふみの里に。
5時間34分と、目標より15分ほど早い時間に到着。
ここにはなんと足湯がありましたが、まだ早い時間なので誰も入っている人はいなくて、自分も靴と靴下を脱いでその下に貼ってあるテーピングをはがすのが面倒くさいので入らずにスルー。
まあゴールしたら草津温泉が待っているさ!
まいたけ汁をいただきました。
5分ほどの休憩ののち再スタートするとちょっと腹痛の症状が。
最近のレースではいつもそうなのですが、エイドで固形物を食べるとそのあと走り出した時に気持ち悪くなることがあるので困ります。
第3エイド→第4エイド
ここを過ぎるとしばらくは舗装道路を進みます。
このあたりで登りはゆっくり歩いて下りはスピードを上げて走っていく人と抜きつ抜かれつの展開になり、ずっとゆっくり走っていた自分に対して「ペースが変わらなくてすごいですね」と言われますが、
淡々と同じことを繰り返すことを苦にしない人間なので、自分の性格はウルトラ向きだなとは感じています。
さて、ロードからトレイルに入ると鏑木さんと松本さんが「おもしろループ」と名付けたゾーンに。
なにが面白いのかと思ったら、
「スパトレイル ワイルドだぜ」とか
「いつ頑張るの 今でしょ!」とか
一昔前の寒いギャグがところどころに掲示されていて何とも言えない気持ちになりながら走っていました。
このあたりの登りトレイルを歩いているときに後ろから走ってくる人が。
どうやらKTK38K部門のトップ選手の模様。
登りでもきっちりと走ってくるとはすごいですね。
このあと後ろからどんどん来て抜かされいていくのかなと思いましたが
実際にはときどき一人ずつ抜かれていくような感じで、ラッシュのような感じにはならなかったので良かったです。
(KTK38Kのスタートと通過が重なった人は大変だったと思いますがどうだったんでしょうかね。)
また、このあたりには地元の方の応援ボードが。
先ほども感じましたがいろいろな人たちに支えられているレースはとても素晴らしいと思います。
そしてトレイルを抜けちょっと進むと特設関門を過ぎ、滝へ向かう706段の階段が。
ここが噂のVERTICAL!
すごく登って
すごく下って
滝壺まで行くとプロデューサーの松本大さんが待ち構えていて、
ここにきて急なバーティカルなコース設定に思わず愚痴りそうになるもそこはおさえてハイタッチをして通過。
滝が見えます。
さらにここから登りがあって
あと少しという看板があってもまだまだ続いて
これが本当のあと少しという看板が見えると
ようやく長かった階段地獄が終わります。
ここから少しロードを走ると58.7km地点、第4エイドの「ふるさと活性化センター」に到着。
タイムは7時間22分。目標の7時間50分より30分近く早いタイムでいい感じですね。
ここでエイドスタッフのおばちゃんに「ここまで辛かったでしょう。これから先はもう辛くないから」
と言われ安心しますが、実際はどうなのか不安ではありました。
ここではドーナツのようなものを食べて出発。
第4エイド→FINISH
このあたりは落ち着いた感じの集落です。
ここからはあまりアップダウンのないトレイルを進みます。
このコース、鏑木さん松本さんの好きなところを選んだんだろうなというのが伝わってきます。
写真には撮りませんでしたが、「このトレイルは昔の小学生の通学路」っていうのもありまして、昔の小学生は遅刻しそうになるとここを走って通ったのかなーと思いながら通過していきました。
さて、トレイルを過ぎると64.5km地点、第5エイドの田代原ザゼンソウセンターに到着。
先ほどの第4エイドからは6kmほどなのですぐに到着。この時点で8時間17分。
フィニッシュで10時間目標だったけど、9時間半はいけるかもしれないな。
ここではそばをいただきます。
もう少しでフィニッシュということのあるのか、ほとんど食べている人はいませんでしたが、私はいただきました。
5分弱の休憩で出発。残りは8kmほど。
少しロードを進んでからトレイルに入り、数km進んでサイクリングロードに入りまたトレイルに。
ところで、トレイルの大会といえばほとんどは前半登って後半下るコースで、特にフィニッシュ間近の場合には下り基調の走りやすい道だったりすることが多いのですが、この大会は最後も微妙に上っているコースなので最後まで気が抜けない感じです。
残り2kmほどの地点で久しぶりに人に抜かれますが、ここで無理をしたら最後大変になりそうなのでスルー。
そして残り1km地点に。
ちょっといくと72km地点。
ここを過ぎると最後のフィニッシュ地点に向かうロードに。
100mくらい先ほど抜かされた人が見えてきて、限界まで頑張れば追いつけるかなという感じでしたが、ここまできて争っても仕方がないかなと思ってそのまま自分のペースでフィニッシュ。
フィニッシュ地点では松本大さんが待ち構えていて、ハイタッチ。マイクを向けられどうだったか聞かれたので、辛くてきつかったけど楽しかったと答えました。
(そういえばコース中でフィニッシュも含めて松本さんには3回も会ったのに鏑木さんには一度も会わなかったな。)
タイムは9時間19分。順位は51位。
目標よりもいいタイム・順位で素晴らしい結果だったのですが、
最後抜かしていれば50位に入れたのかと思うとちょっとだけ悔しさが出てきたり。
でも、コース設定もよく、おもてなしもあってとても楽しいレースで大満足でした。
また参加したいですね。
完走賞は木のコースターでした。
フィニッシュの後はしばらく休憩して表彰式を見学。
KTK38Kの部の入賞者。
STSK72Kの部の入賞者。
優勝者の方は6時間56分でフィニッシュとのことで自分より2時間半近く早いタイム。すごいですね。
そして草津温泉で一泊してゆっくりと疲れをいやしたのでした。