Ultra-Trail Mt.FUJI 2023に参加してきました。(Part5)
だいぶ間が空いてしまいましたが、4月に参加したUltra-Trail Mt.FUJI(UTMF)の続きです。
今回はF6忍野エイドに到着してから先の様子です。
止まらない便意についに決断を迫られてしまいます。
前回は↓からどうぞ
F6忍野エイド
忍野エイドに到着します。
中に入ると「ここまでよーくがんばった。君はえらい!」
そして下の方に小さく「もう少しがんばれ」とありましたが
もうがんばれないよ…
まずはエイドのトイレに。
何度も出しすぎてそろそろ尻が痛くなってきました。
10分ほど格闘した後とりあえずバナナと水を補給。
椅子に腰かけて今後のことを考えます。
次の山中湖きららまでは長くても2時間くらい。
とりあえずそこまでは何とかなるにしても、そこから先の二十曲峠までは今のペースだと4時間はかかりそう。
となるとここまで約1時間おきくらいにトイレに行っていたところからすると必ずどこかで便意が巡ってくるということ。
必携品で携帯トイレがあるとはいえ、コース上をひっきりなしに選手が行きかう横で使うのは無理かな。
ということで、これはもうだめかなとリタイアを考えます。
とはいえ状況が改善するかもしれないし、まずは山中湖きららまで行ってみてその状況を見て判断しようかと。
とりあえず出発します。
F6忍野→F7山中湖きらら
エイドを出発すると川沿いの道を進みます。
桜も満開を過ぎて葉桜になりつつあるようです。
野焼きしている横を通ったり
田んぼのあぜ道を通ったり
のどかな風景の中を進みます。
走ったり歩いたりを繰り返して30分ほどで林道に入ります。
もう気力がないのでちょっと登りになるともう走れなくなります。
歩くスピードも上がらず何人にも抜かされながらゆっくり進みます。
そして太平山の頂上へ
富士山は見えませんが晴れてきて山中湖がきれいに見えます。
ここからは気持ちのいい稜線を進みます。
と、ここでまたもや便意がめぐってきました。
もうこれはダメだな。
完全に気持ちが切れました。
着いたらリタイアしよう。
もうここからは敗戦処理。
平尾山に到着。
ここからは下り。
気持ちよく走っているはずだったんだけどなー。
と、別荘地が見えてきました。
そして山中湖沿いのサイクリングロードに入ります。
富士山は見えないけど湖がきれいだなー
エイドが見えてきました。
このあたりは桜が満開ですね。
リタイア
そしてF7山中湖きららのエイドに到着。
到着タイムは21時間37分。
これが今大会の最後の記録になるということでしょうか。
まずはトイレに。
10分ほど
エイドでおにぎりと豚汁を食べました。
食欲は普通にあるんですよね。
そしてしばらく休憩。
とりあえずその場で待機してぼけーっとしていましたが
30分ほどして重い腰を上げて
そしてリタイアを告げます。
今回の目標としていたフルコースでのUTMFを完走するということはできませんでした。
敗因
これで昨年の信越五岳に続いて100マイルは2連敗
敗因を考えてみると、
・小江戸大江戸200Kの疲労が残ったままだった
・暑さ対策・暑熱順化ができていなかった
・昨年のイメージにとらわれてペースを落とせなかった
などといろいろ思い浮かびましたが、
・何としてでも完走しようという気力がなかった
というのが一番かと。
もし完走したいという気力があったならば、制限時間まで時間はまだ残っていたのでリタイアせずに数時間体調の回復を待つという選択肢もあったかと。
それをしようという気持ちがなかったのが今の自分の現状なのかなというところです。
感謝
ところで、レース中にブログの読者の方やTwitterフォロワーなど
何人にも声をかけていただきました。
ありがとうございました。
知人等も含め、いままで参加した中でこんなにレース中に人にあったというのはなかったなと。
結果は散々でしたがそれは楽しかったです。
というわけで今年のUTMFはこれで終了です。
来年参加するかはまだわかりませんが
今度参加するときには万全の状態で満足できるレースができるように精進したいと思います。