2023 OSJ ONTAKE100(100マイル)に参加してきました。(Part2)
ちょっと間が空きましたが7月15日~16日に行われた「OSJ ONTAKE100」の2回目です。
今回はステージ1の2周目・ステージ2の様子です。
前回は↓からどうぞ
ステージ1・2周目
会場で15分ほど休憩してステージ1の2周目に向かいます。
1周目と全く同じ道を通ります。
会場を出て
ロードを5kmほど走って
林道に入って
午前4時を過ぎると空が明るくなってきました。
明るくなって周りの景色が見えるようになりましたが
変わり映えのしない林道が続きます
雨が降ったりやんだりで道がぬかるんでいたりしますが
晴れて暑くなるよりは走りやすいのでいい感じです。
予報ではこの後晴れる予報ですがどうなるでしょうか。
と、エイドまで残り300m地点の看板が
そしてエイドに到着。
1周目の時にあったバナナはなくなっていたのでオレンジを食べて先に進みます。
ここからは1周目で苦戦した登り。
それほど急ではないので絶好調な自分なら走って登れるんだろうなってくらいの登りなのですが
ここまで苦戦しているので歩くしかないところです。
とはいえ身体が慣れてきたのか1周目よりは楽だった気がします。
1時間半ほどでほぼ最高地点へ
標高1500mを超えると霧が出ていました
約1700m地点から下りに入ります
またここから会場に向けて1000m近く下ります。
下っていると人を載せた軽トラが
100マイルの4時間後にスタートした100kmの最後尾の選手でした。
しばらくすると青空が見えてきました。
いい天気ですね
舗装路に入って
しばらく進んで
会場に戻ってきます
これでステージ1の2周は終了。
朝10時半、タイムは14時間30分で到着しました。
100kmで14時間というのが100マイル出場の資格なので、100kmはステージ1とステージ2を1周ずつでコースが違うとはいえ今の自分にはその実力がないということですね。
雨でぬれたウェアを着替えて
これからの暑さに備えて日焼け止めを塗ったり水分を補給しながら休憩。
ゆっくり休んでいたら30分近く経っていました。
周回コースだと途中でフィニッシュ会場に戻ってきてしまうので気持ちが切れてしまうのが良くないですね。
ステージ2・松原スポーツ公園→水交園
出発します。
晴れて暑くなってきました。
この先苦しいかもな。
ステージ1とステージ2の分岐。
ここから先は違うコースに入ります。
しばらくは舗装路を進みます、
この先の暑さに備えて水を多めに持ったのでザックの重さを感じてちょっとした登りでも走れなくて歩いてしまいます。
このあたり前から100kmの選手が何人もこちら側に向かってきます。
同じ方向に向かうはずなのにどうしてなのかなと思っていると、100km後走車の軽トラが現れます。
抜かれたらこの先無理だから会場に戻れってことなのかな?
とはいえ自分も疲れて走れないので歩いている間に何人も抜かれていきます。
延々と続く林道
川を渡ります
いい景色ですね
このあたりでウォーターステーションがあるはずなのですがなかなか現れません。
暑さでつらくなってきました。
ようやく残り300mの看板が。
そしてウォーターステーションに到着。
暑いので顔を洗って水を浴びたいと思っていたのですが、タンクに入った飲み水しかなかったので飲む分だけ補給して進みます。
6年前に参加したときにはエイドに天然の水場があって水浴びし放題だったのですが今回はそうではないようです。
ここで気持ちが切れてしまいました。
次のエイドが第3関門の水交園で関門時刻が16時。
現在時刻が14時20分なので11kmを1時間40分で進まなければいけない。
このエイドまでの18kmを3時間半くらいかかっているので、この先3kmほどの登りの後は下りになるとはいえもう無理かなと。
リタイアするにも次の関門までは進まなきゃいけないのでとりあえず歩きます。
ああ、昨年の信越五岳、今年のFUJIに続いて100マイル3連敗かー
なんて考えながら進んでいると
「まだまだいけますよ!あきらめちゃダメです!」
と後ろから来た人が声をかけて颯爽と駆け抜けていきました。
そうだな。まだあきらめちゃいけないな。
そこからちょっといったところで下りに入ります。
とりあえずこの下りを走ってそれでダメなら仕方ないな。
下りの砂利道をひたすら飛ばします。
9kmくらい進んだところで集落に入ります。
意外と早く着けそう。関門は大丈夫かな。
エイドまであと300mの看板が見えると
とりあえず何とか間に合いそうだなとほっとします。
そして第3関門の水交園に到着。
15時41分に到着。タイムは19時間41分。
関門の19分前でした。
第3関門・水交園
まずは関門の計測マットを通過して
トイレに行って水道で顔を洗ってすっきりしました。
そうめんをいただきました。
そして水分を補給。
なんとコーラやお茶などのドリンクがありました。
OSJなのにすごい!ありえない!
それにしてもコーラはすごいですね。飲んだら生き返る感じがしました。
100kmの部の関門が100マイルより1時間早い15時なのでエイドにはリタイアするのか日陰に座っている人が多数いましたが、自分はまだあきらめずに先に向かいます。
残り26km。最後まで頑張ろう。
水交園→FINISH
エイドの出発は関門の10分前。後ろから来る人はもうほとんどいなそうですね。
残り4時間で26km。この先の登りを越えたらそこからは下り。
エイドで補給して生き返ったので行けそうかな。
ここからはしばらくゆるやかな上り坂の舗装路を進みます。
いい天気ですね。
ガレガレの道は見飽きました。
そして1時間半ほどで登り切って
ウォーターステーションがありました。
ところで今回もベガルタ仙台のユニフォームを着ていたのですが
スタッフの方がオナイウ情滋選手と高校のサッカー部で一緒だったとこのことで声をかけてくれました。
いろんなところにつながりってあるものですね。
ここから下りだと思っていたらまだ微妙に登りが続きます。
このあたりで後ろから来た女性の方に抜かれます。
このあとは後ろに一人いるだけだそうで、もしその人にも抜かれたら自分は最下位ということに。
完走できそうだからゆっくり行こうと思っていましたがそれは避けたいのでもう少し頑張ってみようかな。
ところでコース上にはこのように補修の跡があったりします。
林道の崩壊でコースが変わっているので、こうやって補修してくれる人がいるから大会が成り立つんだなーって思ったりします。
さて、ようやく下りに入ります。
あとは最後まで行くだけ
この下りで何人か抜いたのでこれで自分の最下位はなさそうです。
このあたりからは100マイルの人だけでなく100kmの人も現れますが、彼らはこのスピードだとギリギリ完走できるか、どうなのでしょうか。
夜7時を過ぎると暗くなってきました。
川を渡るともう少し
あとは平坦な舗装路を進むだけ
あと3km
暗くなる前にフィニッシュできるかなと思っていましたが前が見えなくなってきたのでヘッドライトを装着します。
あと2km
松原スポーツ公園に向かう橋を越えると
あと1km
公園の外周を通って
最後なので走ります
ようやく見えてきました。
FINISH
そしてフィニッシュ!
タイムは23時間42分30秒。制限時間17分半前でした。
昨年の信越五岳、今年のFUJIとリタイアが続いていて、今回もつらくてリタイアという選択肢が常に頭の中をよぎる中でしたが何とか完走できてよかったです。
それにしてもきちんとトレーニングしないと完走すら大変なのはこの大会の厳しいところですね。