参加資格の厳しいマラソン大会をまとめてみました。
先日別府大分毎日マラソンで自己ベストを更新して2時間50分を切ることができました。
もしかしたらこの記録で参加資格の厳しい大会にも出場できるのではないだろうかと思い、日本国内のマラソンレースの中で参加資格の厳しいものを調べてみました。
※ここで挙げるタイムは制限時間ではなく参加資格で、記録証等を提出すれば一般のランナーが参加することが可能なレース・カテゴリーを挙げています。
そのため、東京マラソンの準エリートのように特別な招待が必要なものや、延岡西日本マラソンのように制限時間は厳しいが参加資格が設けられていないものは除いています。
3時間30分以内
防府読売マラソン 男子カテゴリー3・女子カテゴリー2
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 3時間30分以内
・ハーフマラソン 1時間25分以内
3時間30分の資格でエントリーできる大会、まずはじめは防府読売マラソンの男子カテゴリー3・女子カテゴリー2。
男子カテゴリー3が1400人、女子カテゴリー2が200人の定員が設けられています。
ちなみに男子カテゴリー4・女子カテゴリー3はフルマラソン4時間以内の記録でエントリーできますが、定員が男子400人・女子150人と狭き門になっています。
別府大分毎日マラソン カテゴリー4
※2020年2月2日開催
参加資格
・マラソン 3時間30分以内
続いては先日私が出場した別府大分毎日マラソン。
男女ともに共通のカテゴリーでフルマラソン3時間30分が参加資格です。
カテゴリー1~3はエントリー者全員が参加できますが、カテゴリー4には2200人の定員が設けられています。
さいたま国際マラソン 代表チャレンジャーの部B
※2019年12月8日開催
参加資格
・マラソン 3時間30分以内
・ハーフマラソン 1時間40分以内
先日、2020年大会の中止が決定してしまったさいたま国際マラソンですが、昨年度の資格を挙げておきます。
一般の部もありますが、こちらは女子限定の代表チャレンジャーの部で、A・Bと2カテゴリーに分かれていたうちのひとつ。
今後再開する際には市民マラソン化するようですので、このカテゴリーで開催されることはないのでしょう。
3時間10分以内
大阪国際女子マラソン
※2020年1月26日開催
参加資格
・マラソン 3時間10分以内
・30km 2時間11分以内
・ハーフマラソン 1時間28分以内
・10000m・10㎞ 37分以内
いまや日本国内唯一無二の存在となってしまったエリート女子マラソンです。
女性ランナーの中にはこの大会に出ることを目標としている人も多いようですね。
3時間5分以内
さいたま国際マラソン 代表チャレンジャーの部A
※2019年12月8日開催
参加資格
・マラソン 3時間5分以内、
・ハーフマラソン 1時間30分以内
さきほど3時間30分のところで代表チャレンジャーの部Bを挙げましたが、こちらは代表チャレンジャーの部A。女子限定のエリート部門でしたが、今後開催されることはないでしょう。
3時間以内
名古屋ウィメンズマラソンエリート
※2020年3月8日開催
参加資格
・マラソン 3時間以内
・30㎞ 2時間2分以内
・ハーフマラソン 1時間20分以内
・20㎞・20000m 1時間15分以内
・10㎞・10,000m 35分以内
名古屋国際女子マラソンからリニューアルして一般開放されてからしばらく経ちますが、女子限定エリートレースとしては健在です。
防府読売マラソン 男子カテゴリー2・女子カテゴリー1
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 3時間以内
・ハーフマラソン 1時間17分以内
先ほど3時間30分で男子カテゴリー3・女子カテゴリー2を挙げましたが、こちらはその一つ上のカテゴリー。
男子には1000人の定員が設けられていますが、女子は制限人数なしでエントリーできます。
2時間59分59秒以内
別府大分毎日マラソン カテゴリー3
※2020年2月2日開催
参加資格
・マラソン 2時間59分59秒以内
・30km 1時間54分以内
・ハーフマラソン 1時間17分以内
3時間ではなく、1秒早い2時間59分59秒。
カテゴリー4には定員が設けられていましたが、カテゴリー3以上だと申込者全員が参加できます。
2時間55分
別府大分毎日マラソン カテゴリー2
※2020年2月2日開催
参加資格
・マラソン 2時間55分以内
以前は上で紹介したカテゴリー3と同じカテゴリーで2時間59分59秒以内でカテゴリー2したが、2時間55分以内になり、以前のカテゴリー2はカテゴリー3になりました、
こちらもカテゴリー3と同じく申込者全員が参加できます。
先日私が参加したのはこのカテゴリー2でした。
2時間52分
東京マラソン エリート女子
※2020年3月1日開催
参加資格
・マラソン2時間52分以内
・ハーフマラソン1時間11分以内
・10000m 32分以内
女子の参加資格で一番厳しいのが東京マラソンのエリート。
日本人女子は代表選考会等ではないため一線級はあまり出場しませんが、世界各国からエリートランナーがやってくるためかなりレベルが高くなっています。
2時間40分
防府読売マラソン 男子カテゴリー1
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 2時間40分以内
・ハーフマラソン 1時間12分以内
続いては防府読売マラソンのカテゴリー1。
他のカテゴリーでは定員がありますが、こちらは制限人数なし。
とはいえ2時間40分というのは厳しい記録なのでエントリーすること自体が難しいかもしれません。
2時間35分
福岡国際マラソン Bグループ
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 2時間35分以内
・30km 1時間45分以内
・ハーフマラソン 1時間10分以内
男性市民ランナーの方にはここを最大の目標にしている人もいるのではないでしょうか。
以前は参加資格が2時間40分だったときもあったようですが、最近のランナーのレベルアップにともない参加資格も厳しくなったようです。
Aグループが平和台陸上競技場からスタートできるのに対してこちらは大濠公園からのスタートと、コースも少し違うようです。
2時間30分
別府大分毎日マラソン カテゴリー2
※2020年2月2日開催
参加資格
・マラソン 2時間30分以内
・30km 1時間40分以内
・ハーフマラソン 1時間10分以内
別府大分毎日マラソンの最上カテゴリーです。他のカテゴリーがインターネットからの申し込みが可能なのに対してこちらは郵送での申し込みだったり、やはり厳密になるようですね。
びわ湖毎日マラソン
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 2時間30分以内
・30km 1時間40分以内
・ハーフマラソン 1時間10分以内
・20km 1時間5分以内
・10000m 31分以内
ここまで来ると完全にエリートランナーの世界ですね。
2時間27分
福岡国際マラソン Aグループ
※2019年12月15日開催
参加資格
・マラソン 2時間27分以内
・30km 1時間35分以内
・ハーフマラソン 1時間5分以内
先ほどのBグループとは違い競技場からスタートできるのはAグループ。幾多の名勝負が繰り広げられました。
2時間21分
東京マラソン エリート男子
※2020年3月1日開催
参加資格
・マラソン2時間21分以内
・ハーフマラソン1時間1分以内
・10000m 28分以内
日本のマラソンで参加資格が一番厳しいのは東京マラソンのエリート男子。
マラソンの2時間21分も厳しいですが、ハーフマラソンの1時間1分や10000mの28分になると日本記録に近い記録が求められます。
フルマラソン参加資格一覧表
ここまで上げた参加資格を表にしてみました。
大会名 | 開催日 | 性別 | カテゴリー | 定員 | フルマラソン | 30㎞ | ハーフマラソン | 20km |
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防府読売マラソン | 2019/12/15 | 男子 | カテゴリー4 | 400人 | 4時間00分 | – | 1時間33分 | – |
カテゴリー3 | 1400人 | 3時間30分 | – | 1時間25分 | – | |||
カテゴリー2 | 1000人 | 3時間00分 | – | 1時間17分 | – | |||
カテゴリー1 | – | 2時間40分 | – | 1時間12分 | – | |||
女子 | カテゴリー3 | 150人 | 4時間00分 | – | 1時間33分 | – | ||
カテゴリー2 | 200人 | 3時間30分 | – | 1時間25分 | – | |||
カテゴリー1 | – | 3時間00分 | – | 1時間17分 | – | |||
さいたま国際マラソン | 2019/12/8 | 女子 | 代表チャレンジャーB | – | 3時間30分 | – | 1時間40分 | – |
女子 | 代表チャレンジャーA | – | 3時間05分 | – | 1時間30分 | – | ||
名古屋ウィメンズマラソン | 2020/3/8 | 女子 | エリート | – | 3時間00分 | 2時間02分 | 1時間20分 | 1時間15分 |
大阪国際女子マラソン | 2020/1/26 | 女子 | – | – | 3時間10分 | 2時間11分 | 1時間28分 | – |
別府大分毎日マラソン | 2020/2/2 | 男女 | カテゴリー4 | 2200人 | 3時間30分 | – | – | – |
男女 | カテゴリー3 | – | 2時間59分59秒 | 1時間54分 | 1時間17分 | – | ||
男女 | カテゴリー2 | – | 2時間55分 | – | – | – | ||
男女 | カテゴリー1 | – | 2時間30分 | 1時間40分 | 1時間10分 | – | ||
びわ湖毎日マラソン | 2020/3/8 | 男子 | – | – | 2時間30分 | 1時間40分 | 1時間10分 | 1時間05分 |
東京マラソン | 2020/3/1 | 男子 | エリート | – | 2時間21分 | – | 1時間01分 | – |
女子 | エリート | – | 2時間52分 | – | 1時間11分 | – | ||
福岡国際マラソン | 2019/12/1 | 男子 | Bグループ | – | 2時間35分 | 1時間45分 | 1時間10分 | – |
男子 | Aグループ | – | 2時間27分 | 1時間35分 | 1時間05分 | – |
というわけで調べてみましたが、2時間50分切りのタイムでは出場できるレースが増えないことがわかりました。
次の目標は2時間40分の防府読売マラソンのカテゴリー1というところでしょうか。
とはいえそこまで8分もあるのでちょっと遠いですね。