サロマ湖100kmウルトラマラソンに参加してきました。(Part4)
6月25日に参加してきたサロマ湖ウルトラマラソンの続きです。
今回はレース終盤の様子です。
前回はこちら
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70km→80km
70kmを越えて北見市常呂町に入ります。

ここが最後の自治体。100kmのコースで3つしか自治体を経由しないっていうのもすごいですね。
さすが広大な北海道。
このあたりで猛烈な空腹感に襲われます。
1時間に1個のペースでジェルを摂っていたのですが、それでも足りない感じ。
この時点でジェルは残り1つ。80km地点のスペシャルドリンクに2つ置いているので合計残り3つ。
30km弱を残り3つでいけるだろうか。
74km地点のサロマ湖鶴雅リゾート前のエイドを通過。

ここにはおしるこやそうめんがあったようですが、立ち止まりたくないので飲み物とバナナだけでスルーです。
75kmは6時間19分47秒で通過。
78kmくらいで50kmの部の先頭ランナーが通過していきました。
さすがに速いですね。

80km手前でスペシャルドリンクを受け取り。
くくりつけていたジェルをウエストポーチに入れると残り3つ。残り20kmだから多分大丈夫かな。
ここからはワッカ原生花園へ向かう道へ入ります。
折り返して戻って来れば残り2kmほど。
しかしここからいきなりの登り坂。

海沿いだから平坦だと思っていたのですが思いの外アップダウンがあってダメージになります。
このアップダウンの間に80km。6時間45分46秒で通過。
この20kmほど26分/5kmくらいのペースで来ていたので、このままいくと8時間30分でいけるな、と計算したりしていました。
80kmを過ぎてちょっといくと森を抜けてワッカ原生花園が目の前に広がります。

晴れたらきれいなんだろうな。
ところがこのあたりから雨が強まってきて、さらに向かい風が吹いてくるようになります。
このコース、基本的には北西から南東に向けて進むコースなのですが、このワッカ原生花園への道の往路は逆に進む感じです。
ということは、今までは気づいていなかっただけで実は追い風だったということなのでしょうか。
それにしてもここにきての向かい風と雨はきついです。
83kmくらいまではいままでと同じペースを保てていましたが、脚が動かなくなってきます。
GPSウォッチでペースを確認すると6分/km近くまで落ちています。
85kmを7時間13分24秒で通過。
この5kmを27分40秒くらい。やはりペースダウンです。
ここからも脚がつらくてなかなか先に進めません。
ようやく折り返しかと思ったところに橋のアップダウンが。

ここにきてこれはきついです。

橋を渡ると折り返し。あとはフィニッシュ地点まで向かうのみ。

このあたりで猛烈にきつくなり一旦立ち止まって屈伸をします。
折り返しを過ぎてしばらくいくと90km。
7時間44分33秒。この5kmを31分かかっています。
このままペースを落とすと8時間台すらきついかもしれない。
ところが、折り返してからは向かい風がなくなり、しばらくすると脚が生き返りはじめます。
ペースを確認すると5分30秒/kmくらいは平気で出せるようになります。
このあたりから向かい側がボリュームゾーンに差し掛かってきて人が多くなります。

道幅が狭いところに水たまりがあるとそれを避けようとして水のないところに両側から人が来るのでぶつかりそうになることも。
94kmを過ぎたくらいから便意が襲いはじめます。
小さい方なら我慢できなくてもその場でするという手がありますが(雨だから漏らしてもバレないかも)、
今回は大きい方。残り6kmを我慢できるかギリギリの範囲。
それから1kmくらい走りますが、やはりこのままだと最後まで持ちそうにないと判断。
95km地点のトイレに駆け込みます。
いままで5kmごとにラップタイムを取っていたのですが、ここではトイレの事で頭が一杯で95km地点のタイムを測るのを忘れていました。
ここで5分近いロス。
トイレを出るとスッキリしたし、走り出すと脚もつらくない感じ。
さあ残り5kmです。
ワッカ原生花園からの道を抜け、給水所を越えると

折り返しを終えてフィニッシュへと向かう道へ。
残り2kmを通過。

残り1kmを通過。

そしてフィニッシュ直前、曲がり角を曲がると

フィニッシュ地点へ。

写真を取りながらゆっくりゴールしようかと思ったら後ろからダッシュで向かってくる人が。
抜かされたくないので急いでゴールしました。
タイムは8時間45分33秒。
目標だった9時間を切れました。
最後ペースダウンはありましたが、非常にいい感じで走れました。
はじめてのサロマ湖100kmウルトラマラソンでしたが、終始雨でサロマンブルーどころかサロマングレーの中を走る感じで、沿道の景色を楽しむことは残念ながらできませんでした。
これはもう一度天気のいいときにリベンジするしかないですね。


