第68回富士登山競走に出場してきました。(Part4)
7月24日に参加した「富士登山競走」の続きです。
ちょっと間が開いてしまったので記憶が薄れてきつつありますがとにかく書いていこうかと。
前回までの模様はこちら
データはこちら六合目~八合目
六合目を2時間31分13秒で通過。
このままだと完走はおろか本八合目関門制限時間にひっかるかもしれないタイムなので焦ります。
普段ならここで入山料の支払いを求められるところですが、大会参加料に含まれているので当然スルー。
係員の人たちから声援を頂きます。
ここからはスバルラインからの一般登山道と合流。ランナーでない人たちもたくさんいる中を進みます。
砂礫のコースで昨年の大会や今年の試走の時には足が取られる感じで非常に走りづらかった(いや、この辺りはもう歩いてますね…)ところですが
前日に降った雨ので路面が湿っているおかげで順調に進みます。
さらにこの辺り森林限界を越え暑い日差しが差し込むところですが、スタート直後は快晴だったのにこの辺りは曇っていて、景色が見えないのは残念ですが競争のことを考えると非常にいい状況です。
この辺りは道幅が広いので少しずつ前のランナーをかわしていきます。
ここで抜かさなければ七合目以降の岩場で混雑してしまい完走がおぼつかなくなる可能性もあるので。
七合目花小屋には給水場が。
ここではワンカップの瓶に水を入れて出してくれます。時々瓶を割ったりする人がいてびっくりしますが水を一杯補給して前に進みます。
昨年は2時間55分14秒でしたが、今年はここでストップウォッチを押すのを忘れてしまい、この次の日の出館で測ると2時間56分。
たぶん花小屋から日の出荘まで3分くらいなので去年より早いペースになってきたか。
ところでここからは山小屋地獄。七合目を名乗る山小屋がいくつも続き、ようやく八合目に来たと思えば八合目を名乗る山小屋がさらにいくつも続き、関門のある本八合目まではなかなかたどり着けないというところなのです。
とりあえず2回試走して山小屋の位置関係は大体把握しているので大丈夫ですが、初めての昨年はきつかったなあ。
七合目から先は岩場が続きます。この辺り前の人に続いていては混雑に巻き込まれてしまうのでルートファインディングで開いたところを進みます。
このあたり一般の登山者の方々もいるので迷惑をかけて申し訳ない気持ちもありつつ先に進まなければいけないという葛藤もありながら進んでいきます。
八合目太子館の給水所は3時間26分41秒で通過。
まだ八合目はここから始まったばかり。
白雲荘の給水所には3時間42分30秒で通過。
そろそろ八合目関門に「富士登山競走」と書いてある横断幕が張ってあるのが見えてくる頃ですが、なかなか見えてこない。
周りのランナーから「諦めるな!」「絶対完走できる!」といった声が上がり始めます。
私も何を言っていたかはわからないけどとにかく叫びながら進んでいきます。
八合目~山頂
本八合目富士山ホテルの関門を3時間56分55秒で通過。昨年より2分7秒速いタイム。
関門にたどり着いて見てみると、昨年は赤色で目立っていたのに今年は茶色の幕になっていて山小屋の色と同化していて全くわかりませんでした。
ここを3時間55分で通過できれば完走は確実だと思っていましたがそれよりはちょっと遅い感じ。
ここから山頂までを昨年は39分5秒、今年の1回目の試走では36分50秒、2回目の試走では32分45秒かかっているので完走に向けてはまだ油断できない状況。とにかく先に進みます。
9合目を超えたところで4時間15分3秒。
このままいけば完走できるか。
4時間27分くらいで山頂直下の鳥居を通過。あとは最後の階段を登るだけ。もう完走を確信。
そしてフィニッシュ!
4時間28分49秒、制限時間1分11秒前というギリギリのタイムでしたがなんとか完走することができました!
フィニッシュラインを超えた直後、周りの人たちとハイタッチをしてたら涙が出てきてしまい、
昨年は9合目付近で制限時間に達してしまい残りの道を泣きながら登っていましたが、今年は完走して泣くことができるとは。
非常に感激です。
制限時間直前の動画がありましたのでまたもや引用させていただきます。
https://youtu.be/SVrMima-Y3M
こちらはフィニッシュライン通過直後の動画ですね。
山頂でのビール、美味しうございました!

振り返って
大会を振り返ってみますと
昨年完走できなかったところから色々考え試走も行い完走できたのはよかった。
でも状況の良さに助けられた面も大きいかなと。
(昨年とデータ比較すると完走率がかなり上がっているようだし)
昨年は感じた息苦しさを感じなかったのは前泊したおかげか。
レース中はとにかく休まずに前へ前へと進まないといけない。
ここのところ長距離のトレイルレースをメインにしていたのでとにかく前の人を押しのけてでもタイムを争うという、というのはちょっと苦手かなと。
でもやはり完走するのとしないのとでは充実感が違う。
総じて
・ガチすぎてつらい!
・でも充実感はたまらない!
といったところでしょうか。
とにかくとにかく完走できてよかったのでした。

