Fun Trails Round 秩父&奥武蔵 100K(FTR100) に参加してきました(レース中盤篇)
11月20日に行われたFun Trails Round 秩父&奥武蔵 100K(FTR100) の3回目。
今回はレース中盤、37km地点のA4名栗から先の様子です。
前回のレース序盤篇は↓からどうぞ
A4名栗河川公園→A5ドライブインゆのた
名栗からのルートは棒ノ嶺(棒ノ折山)を目指す一般のハイカーも多いルート。
棒ノ嶺には行かないものの手前の峠まで登るのでコース上にも人が多くすれ違うことも多くなります。
ところで「棒ノ折山」という地名を見るたびに思い出すのが、ここで遭難した人が登山届を出しておらずどこに行ったかわからなくなっていたところで、遭難した人の家族の「イタリア語みたいな名前の山に行くと言ってた」という証言をもとに場所を突き止め、救助に成功したという話。
どうやら「ボーノ・オーレ」と聞こえていたらしいです。
そんなこともあるんですね。
さて、ここから登ります。
この区間はエイド間の距離が14㎞と一番長いところ。
さらにここまでとは質が違ってかなり急で一気に登ってアップダウンも多くなり、間に平坦なロードの区間もないのでこれまでよりきつくなってきます。

木道の階段が破壊されて脇の道を通ったりするところもあって非常に歩きづらいところを進みます。
標高が上がると紅葉になってきますね。

そして1時間近く登り続けてようやく登りが終わります。
ここが40㎞地点の権次入峠。

ようやくここで登りが終わります。
ここからはときどき走れるようなトレイルになります。
黒山に着いたけど黒山の人だかり、ではなく山頂には数名いた程度でした。

ここから先も走れるところは増えてくるもののアップダウンが多くてつらいところです。
長久保山を過ぎて

このあたりの山域では「奥武蔵ロングトレイル」と書かれた看板が設置されていたりします。
全長105kmのコースのようです。
検索するとそれっぽいFacebookページと
コース整備を行った団体のサイトにマップが載っているのですが
どこからスタートするのかなどいまいちよくわからなかったりします。
とはいえいつか105㎞踏破してみたいものですね。
さて、先に進むと主催の奥宮さんからのメッセージでしょうか。このあたりからところどころで見かけるようになります。
「上りは気合いだ!」

まだまだ長いトレイルは続いて45km地点を通過。

「苦しめる幸せ!」

確かに苦しいですが、この状況下で今レースで苦しめる状況にいるということは本当に幸せですよね。
と思いつつもやはり登りは苦しい

もう少し進んでいぼとり地蔵を過ぎると

ようやく下りに入ります。

そして50㎞地点に到着したところで

トレイルが終わって人里に出ます。

ここから1㎞ほどロードを走って
51km地点A5ドライブインゆのたに到着です。

タイムは7時間18分。
試走の時は9時間25分かかり、今回の想定では9時間を予定していたのでかなり早いタイムです。
このままいくとフィニッシュ20時間想定を18時間くらいに切り替えられるかな。
とはいえここから先もきついので油断禁物。
ここでは事前に預けたドロップバックを受け取れるので、補給物のジェルをザックに入れて、
念のため着替えも持ってきていましたが、汗もそれほど書いていないのでそのままの恰好で進むことにします。
エイドで提供されたアクエリアスはエイドで飲む分のみでボトルに入れてはいけないとのことだったので
(ほかのエイドではボトルへの補給が可能でした)
ドロップバックに入れていたポカリスエットをボトルに入れて準備完了。

エイド提供物のエネルギーゼリーを食べながら地面に座ってちょっとゆっくりしていたら結局15分ほど滞在してしまいました。
自分はエイドワークが苦手でどうしても時間がかかってしまい、いつもタイムロスしてしまうのが課題です。
A5ドライブインゆのた→A6子ノ権現
さて、ここが106㎞のうちの51kmなのでほぼ半分。もう半分も頑張っていこうと気合が入ります。
ドライブインゆのたを出るとしばらくはロードを進みます。
エイドでここから先の分のジェルと飲み物を補給したのでその分ザックの重量が重くなりズシリとのしかかります。
2km近く進んで信号に到着。

赤信号で向かい側にいた誘導の方に信号が変わるまで「あと1分」と言われしばらく待ちます。
残り10秒くらいのところで後ろから人が現れ、そして信号を渡ります。自分は1分のロスタイムでしたが後の人はちょうどいいタイミングで信号を渡れたようでうらやましいですね。
この信号を渡って民家の裏道を通って再びトレイルに入ります。

周助山を過ぎて

登戸に登っと

このあたりで急に脚が重くなってきます。
ここまで50㎞ほどは順調に来たのですが、苦しくてゆっくり登っていきます。
一瞬林道に入るとことで後ろから5人ほどの集団がきて抜かされます。
このままずっと抜かされてばっかりになるのかなーって思いながらも
とりあえずはその集団の後ろについていくことにします。
そして55㎞地点を通過。

集団についていったらちょうどいいペースだったのでだんだんと回復してきます。

竹寺の裏を通過して

このあたりは緩やかで走れるトレイル。
いつのまにか普通に走れるようになっていました。
ちょっと登りがあったりしますが

しばらく進むと子ノ権現の裏側へ。

先ほど来た道とは裏側から門をくぐって

62km地点A6子ノ権現に到着です。

タイムは9時間29分で到着。
この区間は2時間10分ほどと途中苦しんだせいもあり試走の時よりも遅いタイムでした。
とはいえ予想よりも1時間半は早く来ているのでこのままのペースは維持したいところ。
このエイドではせんべいを3枚ほど食べて出発です。
一番苦しいところは越えたと思いますが、この先もきついところが続くので気を抜くことはできません。
というわけで今回はここまで。
次回はレース終盤の様子です。

