富士山一筆書き踏破してきました。(Part2)
前回に引き続き8月6~7日に富士山の4登山ルートを連続で登る
「富士山一筆書き」をしてきた模様です。
前回はこちらから
富士山一筆書き踏破してきました。(Part1)
須走登山口に到着したのが午後1時半過ぎ。スタートから約4時間後。

砂走りで靴の中に砂が入って大変だったのでそれを落としたりして
20分ほど休憩してからのスタートです。
今度は須走ルートを登ります。
須走ルートは登山口が1970mと吉田ルートより低いこともあってしばらく樹林帯が続きます。

六合目あたりから富士山の頂上が見えます。

吉田口とは違い岩場も少なく順調に登っていきます。
七合目を通過して

八合目から上は吉田口の登山ルートと合流。

先ほど登った道を再び登ります。
そして登り始めてから3時間、16時30分に再び吉田ルートの頂上に到着。

先ほどから4時間半ぶりの山頂です。

夕方になり風も冷たくなってきたので休憩もそこそこに再出発。
今度は御殿場ルートを下ります。

そして下山開始。

ところで、このあたりから高山病の症状なのか手がむくんでしびれる感じ。
岩に手をつくとピリッと感じてうかつに手をつくこともできないのがつらい。
御殿場ルートの下山は大砂走り。
先ほどの須走ルートの砂走りより傾斜がゆるくて岩も少ないので走りやすい感じ。

途中で宝永山が見えます。

砂走りをしばらく4分~5分/kmくらいのペースで走ります。
五合目まであとわずかというところでで霧に巻き込まれます。
ここが霧の境目。

霧の中五合目手前にある大石茶屋に到着。

ここでは肉そばをいただきます。

スタッフの方に話しかけられてどこから来たのか聞かれたので
「吉田から登ってきて須走に下って登って御殿場まで下りてきて、これから御殿場を登って富士宮を下って登って吉田に下りる」
と返したのですが、まあびっくりされますよね。
30分ほど休憩して残りの五合目までのわずかな距離を下ります。
そして御殿場口五合目に到着。

すでに誰も人がいない。
ちょうど翌日が富士登山駅伝で、ここは中継所になっているようです。

事前に知っていればタイミングを合わせて駅伝を見てみたかったですね。
再び御殿場ルートを登り始めます。
もうあたりはすっかり夜。ヘッドライトをつけての登山開始。
御殿場口は標高1440mと4ルート中最も標高の低いところからのスタートです。
日没後のうっすらとしたシルエットに月が見えて幻想的な感じ。

登山開始直後から砂礫の道をひたすら進みます。
登っている途中でどこからともなく花火の音が聞こえます。
夏休み中の土曜の夜ということで各地で花火大会が行われているんでしょうな。
と後ろを振り向くと花火の上がっている様子が見えます。

iPhoneのカメラではさすがに写りにくいのでデジカメ持ってくればよかったな。
それにしても御殿場ルートは長い。
最初のうちは夜の登山にテンションもあがっていたのですが、
ひたすら砂地を1440mからずっと登っていくわけで段々と辛くなってきます。
六合目を越えたあたりから風が強くなって寒くなってきたので防寒着がわりに持っていたレインウェアを着て手袋をはきます。

これで寒さは何とかしのげそうか。
7合目のわらじ館ではこんな看板が。


腹が減りますがこんな夜中ではやっていないですね。
それにしても御殿場ルートは廃屋が多い感じ。
この長い距離を登ろうとする登山客は少ないのでしょうか。仕方ないですかね。
個人的には辛いですが登ってて楽しいルートなのですがね。
しばらく登って行くと御殿場ルート頂上に到着。

23時50分。なんとか日付が変わる前に到着できました。
山頂の郵便局は営業時間外ですね。

これから富士宮ルートを下山です。
富士宮ルートのコースタイムが下りで約3時間半、登りで約5時間なので
それぞれコースタイムの半分でいくとして1時間45分+2時間半でいければ
4時半ころには頂上に到着して山頂でのご来光を拝めそうかなとこのときは考えていました。

富士宮ルートは登山ルートと下山ルートが同じ。
下山を開始したころにはまだほとんど人はいなかったのですが、
午前1時ころ、9合目くらいまで到着したあたりから登ってくる人たちとすれ違い始めて、だんだんとその列が長くなっていきます。
登山と下山のルートが同じなので登ってくる人たちの横をすり抜けていくしかなくなかなか先に進めません。

各地の山小屋で仮眠を済ませた人が次々と山頂を目指すのでしょう。
山小屋の前には多数の人がいて準備をしていたり。
下っていく自分を見て怪訝そうな顔でこちらを見つめたり。
だんだんと下っていき七合目を過ぎたあたりからだんだんその数は少なくなっていきます。
そして午前2時過ぎに富士宮口五合目に到着。

五合目の売店に自販機があったので飲み物を飲もうと500円玉を入れたところ
何も反応なし。返却レバーを引いてもお金は返ってこず。
どうやら電源が入っていなかった模様…
持っていたパンを食べて、気を取り直してこれから最後の登りです。
これまでの疲労がたまってきたのかなかなか先に進むことができません。
六合目を通過して

七合目を通過して

しばらく登っていくと3時半過ぎからだんだん明るくなってきて
東側の空が赤くなってきます。


富士宮ルートでは山の陰に隠れて山頂以外ではご来光を見ることができないと聞いていましたが、
9合目を過ぎたところで山の陰からご来光が。

見えないと思っていたのでうれしいですね。
9号5勺を過ぎたところからはご来光を見て下山する人たちとこれから登る人たちとですれ違い大渋滞。

富士山の登山客は、ずっと登っているということもあるのでしょうが、混雑している中でいきなり後ろも見ずに立ち止まったり、スペースのないところで休憩したりするので渋滞の中だとちょっと怖かったです。
そして午前5時45分ころに富士宮ルート山頂に到着。

神社にお参りしたあとちょっと歩くと剣ヶ峰に到着。日本最高峰の地に立ちました。

剣ヶ峰は記念撮影待ちの大行列。

ここにレーダードームがあったんですよね。
(ちょうど新田次郎の「富士山頂」を読んでいる途中だったので感慨深いものがありました。)
お鉢周りを残り半周分吉田口頂上まで進んで行く途中に影富士が見えたり

雲海が見えたりします。

あとは吉田口を下山してスバルライン五合目へ。

普段なら走りも入れて1時間ちょっとで下山するところですが、
走るとその衝撃で内臓が揺さぶられる感じで走ることができずに早足で歩いての下山。
六合目を過ぎてあとわずか。

結局山頂から2時間近くかかってスバルライン五合目に到着。

22時間55分で戻ってくることができました。
予想より1時間早くゴールできたのでよかったです。
これまで連続で動き続けたのが昨年のUTMFリタイア時の約17時間というのが最長で、それ以上は初めての経験だったのですが、
さすがに丸一日近く動き続けると身体中がつらい感じ。
UTMFで制限時間の46時間までかかるとすると、この2倍の時間動き続けなければいけないわけで、本番はどうなってしまうのでしょうか。
でも、富士山4ルートを何事もなく踏破できたのはよかったかな。
