【親不知→上高地】北アルプス縦走してきました。(1日目)
8月11日は山の日です。
毎年この日の前後に山に縦走に行っているのですが、今年も行ってきました。
今年は8月10日からの3連休に1日夏休みをプラスして3泊4日で親不知から上高地まで北アルプス縦断してきました。
今回から数回にかけてはその様子を書いていきます。
コース
予定のコースはこんな感じ。
・1日目
親不知→栂海新道→朝日岳→雪倉岳→白馬岳→白馬岳頂上宿舎(泊)
・2日目
白馬岳頂上宿舎→不帰嶮→唐松岳→五竜岳→鹿島槍ヶ岳→種池山荘(泊)
・3日目
種池山荘→針ノ木岳→蓮華岳→烏帽子岳→烏帽子小屋(泊)
・4日目
烏帽子小屋→野口五郎岳→鷲羽岳→双六小屋→槍ヶ岳→上高地
1日目がコースタイム30時間。残りの3日はコースタイム21~23時間くらいのコースです。
だいたい6割~7割で進むとして深夜にスタートして夕方日暮れ前に到着する感じです。
昨年も同じコースをチャレンジしようとしたのですが、1日目の夕方に白馬まで行ったところで体調を崩して翌日下山したので今回はそのリベンジということで。
出発
8月9日金曜日、仕事を終えて会社近くの銭湯で風呂を浴びてから
東京駅20時12分発の新幹線に乗ってスタートです。

お盆前の週末ということで列車はかなり混雑していましたがスタート前に眠ることができるのはここだけなので座席に座ると即睡眠モードです。
新幹線が糸魚川に到着すると在来線の「えちごトキめき鉄道」に乗り換えます。
列車内には同じような登山装備をした人が数名。同じ目的地でしょうか。
そして列車は親不知駅に到着します。


先ほどの人たちはやはりここで降りていました。
ここで降りたのは自分を含め7名ほど。
地元の人は誰もいなくて全員登山装備です。
早速スタートしようと思いましたが
駅前で他の人たちと話していたら時間が過ぎて
23時10分頃にスタート。
ここから登山口までは5㎞ほど国道を進まなければなりませんが、
他の人たちはタクシーを呼んで登山口まで行くようなのでここから走るのは私だけ。
というわけで他の人たちに見送られてスタートです。
駅から1㎞ほど進むと道の駅があり、そこには海水浴場があります。
海抜0mで海水を浴びてからの登山です。

国道は深夜で交通量が少ないとはいえトラックが猛スピードで走ってくるのが怖く
特にトンネルでは歩道がないところなので、車の音が聞こえるたびに走るのをやめて陰で立ち止まってというのを繰り返すという感じ。
途中で不気味な像があったりして

30分ほどで登山道入口の親不知観光ホテル前に到着です。

先ほど駅前で会った人たちもタクシーで到着していたみたいで、少し話したりしてから
深夜0時ころに栂海新道登山口をスタートです。


栂海新道→朝日岳
出発して直後は深夜なので暗い中を進んでいきます。

40分ほどで二本松峠に。

尻高山を過ぎて

坂田峠には1時40分頃に到着。

ここから少し進むとシキワリの水へ。

ちょろちょろではありますが水が出ていました。

コース上にはここ以外にも水場はあるのですが枯れることがあると書かれていたので、暑くて水の消費が激しいことを予想してスタート時に2リットル持参していたのですが、この水場では水が出ていたので補給します。
2リットルは持ってきすぎかなと考えていましたがこの時点で500ml以上は消費していたのでもしものことを考えるとこのくらいで適切なのかなと。
徐々に高度を上げていって3時ころに白鳥小屋に到着。

行きの新幹線の中以外では寝ていないので、眠ければここで仮眠しておこうと考えていたのですがまだまだ大丈夫そうなので先に進みます。
白鳥小屋があるのは白鳥山の頂上だったりしますが暗いのでよくわかりません。

下駒ケ岳を過ぎて

逆方向から来た人とすれ違います。
まだ朝4時なのに早いですね。どこからスタートしたのでしょうか。
朝4時を過ぎると空が明るくなってきます。

水場への分岐ではテントを張っている人がいました。

ここまでの間にツェルトを張ってビバークしていた人もいたし、距離が長いと途中で休まないといけないですよね。
だんだんと明るくなってきて

山の影が見えてきます。

そして日の出の時間を迎えます。



そして栂海山荘に到着。


雉を撃って

小屋の前ででちょいと休憩します。
この先日が出て暑くなってくるので日焼け止めを塗ってからパンを食べてひとやすみ。
栂海山荘→朝日岳
そして先に向けて出発です。
山荘を出発してすぐに栂海新道を開拓した小野健さんの碑が。

小野健さんと栂海新道については「栂海新道を拓く 夢の縦走路にかけた青春」を読むとよくわかりますが、彼の情熱なしにしてこの登山道がなかったと思うと尊敬の念でいっぱいです。
そしてすぐに犬ヶ岳に到着。

ここからこの先向かう朝日岳方面がよく見えます。

ここから先は標高1500mくらいですが景色が開けた稜線を進みます。
さわがに山を通過。

稜線が続きます。

黒岩山を過ぎると

黒岩平へ。草原が広がります。

アヤメ平のあたりを通過。

このあたり歩いていてとても気持ちがいいところです。

ここまでの長い登りを歩いてきた甲斐があるというものです。
吹上のコルで蓮華温泉からの登山道と合流。


これまで数名とすれ違った以外はほとんど登山者はいなかったのですが、前の方に何人か登山者が見えるようになってきました。
ここから朝日岳まではあとわずか。

山頂手前に雪の残るところがあり雪解け水を補給して

標高2417mの朝日岳に登頂です。

この時点で10時40分くらい。スタートから約半日が過ぎました。
この先は今日の目的地である白馬岳方面に向かいますが、昨年の記憶ではこの先の雪倉岳へ下って登るところがかなりつらかった記憶があるので気を抜かずに頑張ろうかと。
朝日岳→雪倉岳
30分ほど下って先ほど登った朝日岳を振り返ります。

標高1900mくらいまで一気に下って、
下りきったところからは湿地帯になっていて木道を歩きます。

燕岩を通過して

この先ちょっと雲がかかってきました。

昨年登った時はこの雪倉岳の登りで体調が悪くなってきて翌日にリタイアしたのですが、今回は特に問題なく進んでいきます。
雪倉岳の山頂が見えてくると晴れてきます。

そして13時40分頃に雪倉岳に登頂。

ここでちょっと休憩しようかなと思っていたのですが、山頂に人がいて「どこから来たの?」聞かれて「親不知から」と答えると「すごいねーどこまでも進めるんだねー」と言われたのでこのまま進まなければいけないような気がしてそのまま休憩せずに進みます。
雪倉岳→白馬岳
この先進もうとすると白馬岳方面から霧がやってきて

一面霧に包まれてしまいました

30分ほど下って雪倉岳避難小屋に到着。

ここではトイレ休憩してすぐに出発です。

ところがこの直後、最大級の眠気がやってきます。
行きの新幹線の車内で2時間ほど仮眠した以外は前日から寝ていないのでそろそろつらさが限界に。
あと2時間くらいで白馬岳に到着すれば休めるのですがそこまで身体がもたなかったようです。
岩場に腰かけてウトウトします。
10分ほど過ぎたでしょうか。このままずっと寝ていたいところですが先に行かなければならないので起きて進みます。
眠って多少すっきりしたとはいえ万全の状態ではないのでペースが遅いまま進んでいきます。
しばらく進むと三国境へ。

ここまでくるとあとわずか

山頂が見えてきて

16時半ころに白馬岳に登頂です。

ここまで栂海新道から朝日岳や雪倉岳にかけてはほとんど人がいなかったのに、ここに来たら登山者でいっぱいです。
山頂でパノラマ写真を撮ってみました。(クリックすると別ウィンドウで拡大写真を表示します。)

とりあえず白馬山荘の方面に向かいます。

明日登る山々は雲に隠れていますね。
白馬山荘にあるレストラン「スカイプラザ」でちょっと休憩します。
ここは山の上とは思えないほどの充実した場所で食事だけではなく生ビールなどアルコール類も提供されていましたが今回はストイック登山なので下山まで我慢します。
白馬岳頂上小屋
そして白馬山荘から10分ほど下って本日の宿泊地「白馬岳頂上小屋」に到着します。
連休初日なのでテント場はかなり混雑していましたが、
岩をどかせばちょうど一張りできそうなスペースがあったので
「クロスオーバードーム」を張りました。

ここまで寝ていなくてつらいのでテントを張ったらすぐに就寝です。
あとは眠って明日に向けて体力を回復するだけです。

