第64回別府大分毎日マラソンを走ってきました。(Part3)

2月1日に行われた別府大分毎日マラソンに参加してきました。
今回はそのレースの模様です。

前日の模様　第64回別府大分毎日マラソンを走ってきました。(Part1)
当日スタート前の模様　第64回別府大分毎日マラソンを走ってきました。(Part2)

ついに12時ちょうどに号砲が鳴りました！

いよいよ戦いの始まりです。

スタート地点は38秒ほどで通過。1分程度のタイムロスは想定していたので特に問題はなし。
人数は多いですが、道路が広いのと周りが自分とほぼ同じペースなのですぐに波に乗れました。

しばらく道なりに進んでいき5kmを24分50秒で通過。スタートのロスを引くと24分12秒。
ほぼ目標にしていたしていた4分50秒/kmペースと同じ。
スタート前から続く吐き気はあるもののいいペースなのでとりあえず無理せずにこのペースで進めればいいかなと。

9km手前の折り返し地点。とりあえず写真をとってみたりしましたが、

折り返してから10秒ほどすると対向車線には最後尾の姿と、その後ろには交通規制が解除され車道を走っている車の姿が。
ということは20秒遅れるとそこで終了だということ。
これは大変だ。
最初の関門の10kmの前で、関門のペースよりは速かったので気にしていなかったとはいえ、まだ後ろにはたくさんのランナーがいたはずだったのですがどこに行ってしまったのでしょうか。
とにかくもう全然余裕がないことがわかってしまったので気持ちが焦ります。
(このあとは常に関門との戦いにつき写真なしです。)

10kmは49分14秒で通過。
この5kmは24分24秒。
目標のペースよりは少し遅くなりましたが、まずまずのペース。
このあたりからスタート前から続く吐き気に加え、トイレに行きたくなりますが、後ろから最後尾が迫っている状況では無理なのでしばらく進みます。

大会出場選手への案内に以下のように通告されているので、

※関門通過後、トイレ等を利用し終了通告車の後方になった場合は失格となります
出場選手へのご案内

なかなかトイレに行くタイミングがなくて困りますが、
14kmほどの地点までくると、この時点で計算では最後尾まで1分以上の余裕があるはず。
前日宿泊した別府温泉のホテル街近くの公園にトイレがあるのを知っていたのでそこに駆け込みます。
ここで20秒ほどのロス。

15km地点を1時間13分56秒で通過。
この5kmは24分32秒。
少し遅くなりましたがトイレのロスを考えるとちょうどいいペースかな。

20km地点を1時間38分55秒で通過。
この5kmは24分59秒。
まだ5分/kmをギリギリ超えていないラインですが、今後を考えると非常に危ないライン。
このあたりで目標にしていた3時間25分は諦め完走狙いに切り替えます。

18km過ぎ、スタート地点のうみたまご付近を越えると道路がバンク上になっていて左右バランス悪い状態になってしまうので走りにくく、
また、3車線あるのにランナーがまばらなのでどのラインを取っていいのかがわからず困ります。

この辺りで「ザバス ピットインエネルギージェル」を補給。
ちなみに第64回別府大分毎日マラソンでは公式に補給物の持参が認められています。

４ドリンク等の携帯について
水やスポーツドリンク、栄養補助食品などをランナー自身で携帯し、スタートすることを認めます。ただし、レース途中で、他人からの受け渡しはできません。
出場選手へのご案内

他の市民マラソン大会とは勝手が違うので不安でしたが、事前にそれがわかったので、
今回は「ザバス ピットインエネルギージェル」と「VESPA HYPER」をウェストポーチに入れて走りました。

中間地点の通過は1時間44分26秒。関門が1時間45分なのでぎりぎりの通過。
この中間地点の関門だけ他の関門より速いペースで通過しなければならないので、
(他の関門は5分/kmペースなので本来ならば21.0975km地点のここは1時間45分30秒程度になるのですが、それより30秒ほど早い。)

23km地点過ぎからは大分の市街地に入ってきます。

しかしこのあたりから再びトイレに行きたくなります。
どうしてマラソン大会の時はトイレの頻度が高くなるのだろうか。

25km関門手前で仮設トイレがあったので入ろうとしますが
トイレが2つあり片方は開いているはずなのに故障しているのか扉が開かない。
焦ってもう一方の人が入っている履いている方のドアを無理やり開けようとしますが当然開かない。
関門のことを考えて先に進もうかとしたそのときにようやくドアが。
とりあえず出てきたランナーの方には無理やり開けようとしてごめんなさいと謝りたいですが
そんなことしているまもなくトイレを済ませて再び走り始めます。

25kmの通過は2時間4分33秒。
ちなみにこのタイムは完走者の中で一番通過が遅かったタイムのようです。
(あとで結果を確認すると5km,40km地点を除き常に完走者の中で後ろから10番以内に入るという素敵な状況だったようです。
途中で関門に引っかかった人もいるので実際に後ろには10人以上いましたが。)
ここの5kmは25分38秒。
これは相当にやばいペース。
ここぞという時のための「VESPA」を補給して先に進みます。

この辺りからランナーとすれ違う。向こう側のランナーはサブ3ランナーなので流石に良いフォームだし速いですね。

そしてどこからか花火の音が。
先頭ランナーがゴールしたのだろう。2時間10分位かな。

28kmほどの地点でゴール地点の大分市営陸上競技場横を通過。
まだ14kmほどあるのだけど。

30kmの通過は2時間29分23秒
この5kmは24分50秒。
とにかく関門に引っかからないようにするためには5分/km以上のペースを死守しなければならないのでなんとかギリギリのライン。

このあたり大分市内の地味な工業地帯を通過。
前半のように海が見えるわけでもなく、応援もほとんどいなくなり一番きついところでした。

35kmを2時間54分26秒。
この5kmは25分3秒。
うーん微妙だけどとにかく40kmの関門を越えれば完走はできるので残り5kmを25分34秒。
5分7秒/kmか、と考えると何とか行けそうな気がする。

36kmほどの地点で再びゴール地点の大分市営陸上競技場横を通過。
早くゴールしたい！

このあたりから大分市街に入るとさすがに応援の数も多くなり気合が入ります。

そういえばスタート前からずっと続いていた吐き気がいつの間にか収まっていた。
前半その吐き気のおかげであまり無理をして飛ばさなかったので足にはまだ余裕があり。
ということはラストスパートができるぞ！

個人的にはゴールが近づいてきてからのラストスパート、
前半飛ばして最後苦しんでいる人たちを横目に
徐々にリミッターを外して飛ばしていくのがとても楽しいのです。

40km地点を3時間18分56秒で通過。
この5kmを24分30秒。
このままだとサブ3.5は確実。自己ベストの3時間28分53秒も行けるかもしれない。

とにかくゴールに向けて飛ばします。

この残り2.195kmで数十人は抜かしたでしょう。

川沿いの道を越えていよいよ陸上競技場に入り

そしてゴール！
3時間28分58秒。

自己ベストに5秒及ばずもなんとか関門に引っかからずにゴール出来ました。

目標にしていた3時間25分は体調を見て早々と諦めましたが、
常に関門に追いかけられながらも最後まで走り切れたのは収穫かなと。
これで昨年の板橋、大田原、今回の別大で3回連続サブ3.5。
もうコンスタントにサブ3.5は出せるようになってきたので今後はさらにレベルアップできるようにしていきたいなと。

緊張感のあるレース、とても楽しかったです。
また挑戦したいです！