仙台国際ハーフマラソンに参加してきました。
5月14日に行われた仙台国際ハーフマラソンに参加してきました。
2009年、2010年、2012年に参加してからしばらく間が空いて5年ぶりの参加です。
この大会、2010年までは陸連登録者で1時間40分以内のタイムを持つ人しか参加できない大会だったのですが、
2011年の震災による中止を挟んで、2012年大会から制限時間が緩和されて一般の人も参加できるようになり、今回は1万4000人のランナーが参加するようです。
自分は今回陸連登録者部門での参加ですが、元は2009年にこの大会に出場するために陸連登録したのをなんだかんだで惰性で続けている感じです。
仙台ハーフも未登録で出られるようになったし、陸連登録者がスタートで優遇される大会も少なくなってきているので、もうそろそろ陸連登録はやめてもいいのかなと思っていたりします。
目標
これまでのベストタイムは昨年1月の千葉マリンマラソンの1時間28分53秒。
今回の目標は1時間25分以内。
スタートロス30秒+4分/kmでいける計算ですが、計算通りにはいかないものなのでどうなるでしょうか。
とりあえず今年2月の東京マラソンで後半ハーフを1時間28分5秒で走っているのでそこは最低限達成しておきたいところ。
スタートまで
前日入りして仙台市内の実家に泊まろうかと思っていたのですが、予定を入れてしまっていたので当日移動。
新幹線と仙石線を乗り継いで宮城野原駅に8時15分頃に到着します。
昔仙石線沿線に住んでいたことがあるのですが、何年ぶりに乗ったのでしょうか。(たぶん5年前のこの大会以来かな)
駅から出るとあいにくの雨模様。天気予報ではスタート時刻にはやんでいる予報でしたが、雨はずっと降り続いていました。
駅の出口の上には東北楽天ゴールデンイーグルスのヘルメットが。
駅からすぐに仙台市陸上競技場に到着。
隣の宮城球場、来るたびに名前が変わっている気がします。
今は楽天koboスタジアムでしたっけ?
陸連登録部門のAブロックなので陸上競技場内を利用できるのですが、雨のため室内が混雑していたので観客席の通路に移動。
ここでは手荷物検査があり、開封済みのペットボトルは中身を一口飲むことが求められました。
陸上競技場内には陸連登録部門の人しか立ち入りできませんが、観客席には一般の人も入ることができます。
通路は雨がしのげるし場内のトイレも並びませんでした。
今回雨で待機場所に苦労した人も多かったようですが、こちらは空いていて快適な状態で着替えと準備を終えます。
今回の計測チップは大会独自のデザインで終了後は記念品として持ち帰ることができます。
荷物預かりは陸上競技場の室内走路上にあったので預けたあと
陸上競技場内でウォーミングアップ。
走っていて多少体が重い感じがしましたが大丈夫でしょうか。
9時45分がスタートラインへの整列の締め切りということで9時30分過ぎに移動。
9時50分にスタートする車いすの選手がスタートラインに並んでいます。
そしてスタート位置に整列します。
後ろの方で何やら盛り上がっているので見てみると、自分がいるAブロックとその後ろのBブロックのとの間にゲストランナーが入ってきます。
谷川真理さんと小島よしおさんは確認できましたが、他にはたぶん芸能人なのでしょうがわからない人たちが何人かいました。
スターターは仙台市長の奥山恵美子さん。7月の市長選には立候補せず引退とのことで、毎年ベガルタ仙台のホーム最終戦での挨拶を楽しみにしていたのですが、これで見納めになるのでしょうか。
今回はガチで走ったのでここから先レース中の写真はありません。
スタート
そして10時5分にスタート。
「位置について」とか「よーい」の合図もなくいきなりピストルが鳴ったので周りはちょっと混乱していました。
スタート直後は混雑して24秒ほどでスタートラインを通過。
周りは陸連登録部門とはいえ、1時間40分以内の人たちなので、それより早いタイムをを目指す側からするとちょっとゆっくりのペースで進んでいきます。
片側2車線ありますが、人が多いのでその間をすり抜ける感じで進んでいきます。
1kmくらいから上り坂になりますが、とりあえず4分/kmのペースになるまではペースを上げていきます。
2km過ぎのJR高架下を通る手前で後ろからパタパタと音を立てるランナーが。
どうやらその人はサンダルで走っている様子。とにかくうるさい。
最近サンダルとか裸足でレースを走る人が増えているようですが、何を目的としているのか全く理解できない感覚です。
(普段使わない能力を開花させるためのトレーニング手段だったり、あるいはレジャーとしてはありだとは思うのですがね)
音がうるさくて困りましたが一瞬で前へ進んでいってしまったので(それもなんだか悔しいですが)気にせず先に進みます。
高架下をくぐると車いすの先頭が。
15分前にスタートしているとはいえ、やはり速いですね。
ちょっと進むと仙台市内中心部へ。
青葉通りを通っていきます。このあたり沿道にも人が増えてきて盛り上がってきます。
この日はベガルタ仙台のユニフォームを着て走ったのですが、地元ということもあり「ベガルタがんばれ」と声をかけてくれる人が多くて励みになりました。
ちなみにランナーに「ナイスラン」と声をかけている人の中に「クリスラン」と言っている人がいないかなーと思ったけど、いませんでした。
5kmを20分28秒で通過。スタートロスを含めても当初の予定通りのタイムです。
5km過ぎの国際センターのあたりでは伊達武将隊が応援してくれていました。
このあたり橋を2度通過したり青葉山のふもとを通るのでアップダウンが結構ありました。
7km過ぎからは定禅寺通りへ。2010年以前は定禅寺通りを通て市役所前がフィニッシュ地点でしたが、まだまだ序盤。
中央分離帯の公園のではすずめ踊りを踊って応援してくれていたりします。
晴れたらケヤキ並木の木漏れ日が気持ちいいのでしょうがこの日は雨。
それでも気持ちのいい道路を進んでいきます。
一番町を過ぎて折り返すと反対車線にはたくさんのランナーが次々と通過していきます。
先ほど来た道を進んでいき再び青葉通りへ。
9km過ぎたあたりで反対車線に最終ランナーが通過していきます。
その後ろで「皆さんのおかげでランナーが通過できました」というような内容を流す車が。
マラソンって、いろいろな人の協力で成り立っているんですよね。
10kmからフィニッシュ
10km地点は40分19秒で通過。ほぼ予定通り。
ここを過ぎると高橋尚子さんが現れてハイタッチ。
いつ見てもQちゃんはかわいいですね。
ここから13kmくらいまでは往路と同じ道を進み、途中で左折して宮城野原公園をぐるっとまわってスタート地点に戻ってきます。
フィニッシュ地点である仙台市陸が見えるのに戻れないのはつらいです。
と、陸上競技場への入り口の前を通過すると向かい側には間もなくフィニッシュを迎える先頭ランナーが。ケニア人が3名でしょうか。
20秒後くらいに野口拓也選手が日本人トップで現れます。
その後ろに今井正人選手。
その後何人かランナーが続いた後世界陸上代表の中本健太郎選手、川内優輝選手とすれ違いました。
この間に15km地点があり、59分55秒で通過。
予定よりも30秒ほど早いペース。とはいえ結構限界に近いところで走っているのでこの先ペースダウンが不安なところです。
JR貨物線の跨線橋を通ります。
跨線橋を終えると平坦になるかなと思ったらなだらかに下っている感じ。
今はいいですが、折り返してきて最後に登りになるのはきついな。
何度か曲がり角があって卸町方面に進んで折り返し。
あとは来たルートを戻るだけ。
18km手前、曲がり角の先に給水所があったのですが
外側にルートをとっていたため取り損ねるというミス。
すると、横を走っているランナーがコップを手渡してくれました。
どうもありがとうございました。
19km過ぎからは上り坂。最後きついところですが力を振り絞ります。
そしてJRの跨線橋を登り終えると20km地点。
1時間19分41秒で通過。
目標の1時間25分は達成できそう。もしかすると24分も切れそうかな。
右折すると宮城野原公園へと向かう道路。
高校の応援団でしょうか。「レッツゴーランナー」と応援している横を通過すると
ベガルタ仙台チアリーダーズの方々が。手を挙げてアピールして最後宮城野原公園に入ります。
陸上競技場内に入るとトラック一周。最後の力でラストスパート。
最後の100mダッシュで抜きつ抜かれつの攻防となりました。
そしてフィニッシュ(※写真はイメージです)
フィニッシャーズタオルをもらって陸上競技場の外に出ると
スタッフの方々がお疲れさまでしたと声をかけてくれるのが非常に気持ちよかったです。
記録
陸上競技場前のテントで記録証を受け取って正式なタイムを確認。
記録は1時間23分48秒でした。
雨なので紙が濡れるのが心配でしたが、クリアケースに入れて渡してくれました。
こういう配慮がうれしいですね。
というわけでハーフの自己ベストで目標達成。
小雨が降っていたとはいえ気温が低くて風もなく、走りやすいコンディションだったのが幸いでした。