Kaga Spa Trail Endurance 100 Japan by UTMBに参加してきました(Part4.レース中盤篇)
Kaga Spa Trail Endurance 100 Japan by UTMBの4回目。
38.7km地点CP1九谷親水公園を過ぎてここから厳しい山岳地帯へと入っていきます。
気温が高くなって暑い中どうなるのでしょうか。
前回は↓からどうぞ
CP1九谷親水公園(38.7km)→AS4大日山登山口(48.0km)
ここまでのロード区間で暑さに苦しんだので15分ほど休憩してエイドを出発します。

エイドを出た直後に50km部門と再び別コースに分かれます。

ここから舗装路を進んで

林道に入ってから

登山道に入ります。

登山道の入り口のところにスタッフがいてこの先に川があってそこに入っている人がいると教えてくれましたが、
そこまで移動するのが面倒くさいのでこのまま登山道を登り始めることにします。
ところが登り始めると思った以上の急登です。
しばらく登りますが15分登ってまだ2/5なのか。

暑さもあってこのあたりでかなり苦しくなってきます。
息も切れて動けなくなてきたので
途中の倒木がベンチのようになっているところで休憩します。
この日の気温は最寄の観測点加賀中津原で34.7℃
近隣の小松では36.9℃とこの日日本で一番気温が高かったみたいです。
そんな暑い中なので息が苦しくてたまりません。
この間に知り合いにも何人か抜かされたりします。
序盤にペースを抑えているとこういう辛いところでも対応できる力が残っているのだなと。
暑いのが予想されていたのに普段と同じくらいのペースで進んでいたのが悔やまれますが仕方ありません。
このあとも何度か辛くて立ち止まったりしながらゆっくり進んでいって
そしてようやくピークに。
スタッフ用のタープが張ってあったので日陰で休憩させてもらいました。

5分ほど休んでから進みます。

休んで楽になるかと思ったらきつさは変わりません。

この後も地味なアップダウンがあったりして


下りに入って

そろそろエイドかというところで川があったので、ここで全身に水を浴びます。

体が冷えてかなり楽になりました。
ここからすぐエイドかと思ったらエイドがあると思っていた位置には「あと700m」という表示が。

エイドから折り返してくる人とすれ違いながら進むと
ようやくエイドに到着です。

とりあえずきついので落ち着くまでは椅子に腰掛けてしばらく休憩します。
この先、次のエイドまでは17kmもあって今のペースで行くと4時間はかかることが想定されるので入念な準備が必要ですが、エイドには水とパワージェルと塩しかありません。
これは元から予定されていたことなのですがこの先が長い区間だけにもっと色々欲しかったななどと思いました。

とりあえず500mlのボトルを2本持っていたのに加えて、予備で持っていた500mlのボトルにも水を入れます。
そのうち1本はモルテンの粉末を溶かします。
500mlで320kcal補給できるというすごいものなのですが、値段が1袋1000くらいするのがネック。
ところが楽天で10袋3980円で売っていたのでたくさん購入しておいたのです。
しばらく休んでそろそろ出発しようかと思いますが、お腹の調子が良くないのでトイレに入って大きい方の用を足します。
終えて尻をふいてから出ようと思って水を流そうとするも水が流れず。何度やっても変わらないのでそのまま出ると、待っていたアジア系の女性が人がいたので「水が流れないんです」と伝えます。
伝わらなかったのかそのままトイレに入っていって「うわぁっ!」って声が聞こえて申し訳なくなりました。
そんなこんなで30分ほど休憩したところで意を決して出発します。
AS4大日山登山口(48.0km)→CP2県民の森(65.6km)
エイドを出ると先ほど入水した川のところまで戻ります。

ここでもう一度全身に水を浴びてから大日山への登りが始まります。

川で身体を冷やしたからなのか、午後4時を過ぎて気温が下がってきたからなのかはわかりませんが
先ほどまでよりかなり楽な感じで進むことができます。
傾斜も先ほどの区間に比べたら緩やかなのでスイスイ進める感じです。

今までのあの辛さはなんだったのだろうかと思うくらいです。
この調子なら先ほどまでの遅れを取り戻すことができるのではと。
しばらく進むと大日小屋が見えてきて

稜線に入ると風が出てきて涼しく感じるくらいです。

そして大日山の山頂に到着。

白山が綺麗に見えました。

山頂にいたスタッフに「だいたい80番目くらいですよ」と声をかけられました。
もっと下だと思っていたので意外といい順位だな。みんな暑さで苦しんでいたのかなと思いました。
ここからは次のエイドまで12kmくらい下り基調の区間。
さて、ここから遅れを取り戻そうかと。
小大日山のあたりでスタッフがいて通過チェックをしていました。

6時を過ぎて夕方になりました。

下りに入って

しばらく下って

7時20分頃に暗くなってきたのでヘッドライトを出します。

予定では午後7時前には次のエイドに着いているはずだったのでそこでヘッドライトを出す予定だったのですが、間に合わなかったのでここで点灯です。
しばらく進むと登山道が終わり林道に入ります。

だんだん明るくなってきて

そしてエイドに。

20km部門のスタート地点でもあるので立派なゲートがありました。

ちょうど午後8時頃に到着。
当初の予定よりは1時間遅いですが、この区間は体調を取り戻して順調に走ることができたので区間タイムだけを見れば予定通りのペース。
というわけでここまで苦しんだもののこの先には光明が見えてきた感じなレース中盤でした。
次回はレース後半の様子です。

