十勝岳→大雪山・旭岳を縦走してきました(Part3)
9月19日からの連休で登った北海道の十勝岳→大雪山・旭岳縦走の続きです。
前回は吹上温泉から十勝岳やオプタテシケを経て双子池まで到着したところを書きました。
今回は双子池から先の様子です。ようやく晴れていい天気になってきたのでここからは気持ちのいい登山ができそうだと思っていましたが…
前回は↓からどうぞ
双子池→トムラウシ
晴れると急に熱くなってきたので来ていたレインウェアの上着とネックウォーマー、ニット帽、防寒テムレスを脱いで身軽になって進みます。

しばらく進みます。

事前の情報だと双子池から先しばらくしてからは三川台までは藪漕ぎの区間が続くとのことだったのですが、刈り払いが行われたようで、ほとんど何事もなく進むことができました

ところがまた天気が悪くなってきてぽつりぽつりと雨が降ってきます。

雨はすぐにやみましたがこのあとの天気が不安です。
このあたり1500m~1700mくらいの間を登ったり下ったりしている感じですが、1700m以上だと霧で1500m以下だと晴れているような、そんな天気でした。

向こう側は晴れているのですが雲がこちら側に向かってきている感じです。

このあたりで向こう側から来ていた2人組の人と出会います。
ここまで十勝岳の山頂で会ったのと登山道で数人とすれ違ったくらいでほとんど人と出会わなかったので久しぶりの人との遭遇です。
その人たちはトムラウシの短縮登山口から登ったのですがトムラウシの山頂方面は風が強かったので登らずにここまで来たとのことでした。
やはりこの先天気が悪くなるのでしょうか。
三川台までくると

しばらく平坦な道。

笹の道を進んだり

晴れたら気持ちいいんだろうなー

一瞬青空が見えたりするのですが

すぐ曇ったりして、風が強いので雲の動きも早いです。

しばらく進んで

南沼のキャンプ指定地へ

携帯トイレブースがあります。

このテント場にはトイレがなく、各自が持参した携帯トイレで用を足し、それを持ち帰るルールになっています。
当然携帯トイレは持参してきたのでここでテント泊してもよかったのかもしれませんが、トイレのあるところで泊まりたいのでこの日の宿泊先はこの先のヒサゴ沼避難小屋で計画したのです。
ここまできたらトムラウシまではもうすぐ

このあたりまで来たらまた風が強くなって寒くなってきたのでレインウェアの上下とネックウォーマー・ニット帽と手袋を身につけて防寒装備は万全です。
もう少し登って

そして午後3時50分頃にトムラウシに登頂!

トムラウシから下山
山頂は風が強くて吹き飛ばされそうなので、長居せずにすぐに先に向かいます。
ここから宿泊予定のヒサゴ沼避難小屋まではコースタイムで2時間くらいの距離なので、5時半の日の入り前には余裕で着けそうだと思っていました。
この先の下りは岩場で道がわかりづらいところ

途中で地図を確認すると登山道から外れているのに気づきましたが、そのまま下れば北沼の巻道に出られそうなので戻らずに進みます。

北沼に到着。霧がかかっていますが水があるのは見えます。

このあとも道がわかりづらいところが続き、霧で前が見えにくいので道に迷いながら進みます。

このあたり池塘がたくさんありましたがほとんど見えませんでした。

まさかの同行者とヒサゴ沼へ
このあたりで先行の3人組を追い越します。
男性1人、女性2人のパーティーだったのですがそのうちの女性1人が「一緒に行ってくれませんか」と。
突然の申し出にびっくりしますがあとはヒサゴ沼避難小屋まで行くだけで特に急ぐ必要はないので快諾します。
ここまで3人で来ていて、もう1人の女性が体調を崩して男性が介抱しながら進んできたのですが、自分がいるとさらに男性に負担をかけてしまうので先に行きたいとのことでした。
というわけでここからは私とその女性の2人で進むことになりました。
ここからあと少しだと思っていたコースが結構長かったのです。
いつもは自分1人だけなので自分のペースで進めますが、自分ではゆっくり歩いているつもりなのにかなり先行してしまっているという感じ。
他人と一緒の山行だと気を使います。
聞いてみると登山を始めてからまだ2ヶ月とのこと。2ヶ月で7つの山に登ったと言っていましたがそれでいきなりトムラウシに来ちゃうのかーと感心します。
内地の人間としてはトムラウシ遭難事故の印象が強くて恐れていましたが
実際に通ってみてコース的にはそれほど難易度の高いものではなかったので(ただし気象条件は厳しいですが)
北海道の人たちは普通に登ってしまうようなものなのでしょうか。
だんだん暗くなってきました。

ライトをつけますが霧で反射して前が見えづらいです。
こういう時のためにフィルターを購入した方がいいかもしれないですね。
ヒサゴ沼に向かう分岐がそろそろ現れるかなと思いますがなかなか見つかりません。
地図を見ると気が付かずに分岐を過ぎてしまっていたようで戻って分岐があるはずの地点に来ますが道はありませんでした。
Geographicaで見た地理院地図には赤枠で囲ったところの道が載っているのに

山と高原地図で見ると載っていないので廃道になったのかもしれません。

もう一度先に進みます。
分岐の標識があってようやくヒサゴ沼に向けて進みます。
そんなとき同行していた方のライトが切れてしまいます。
自分が前で照らしている明かりだけが頼りなのでさらにゆっくり後ろを気にしながら慎重に進みます。
しばらく進んでライトを2つ持参していたのを思いだします。
今回は早朝以外に夜間の登山はやらない予定だったのでライトは1つだけで十分かとおもっていましたがここで役に立ちました。
予備のライトを渡してこれで2人ともに明るい中を歩けます。
ライトをつけた瞬間に「明るい!」と言われて、やはりLEDLENSERは明るいのだと実感します。
(トレイルランニングの大会でも「そのライト明るいですね」と言われたことが何度かあります)
このあたりで再び雨が降り出しました。霧が出ているのでさらに前が見えづらくなります。

それにしても同行者がいるというのは楽しいものですね。
いつもは一人で淡々と登る感じですが人と話したりしながら歩いていると
雨でつらいはずの道でも身軽に感じます。
ヒサゴ沼に向けてしばらく岩場の下りが続きます。
前が見づらくてで印が見えないところなので慎重に進みます。
このあたりでは自分が先行してルートファインディングして後ろからついてきてもらいました。
ヒサゴ沼の手前で雪渓が現れます。

横に岩場の道があるので雪の上を通ることはありませんでしたが
9月下旬になっても雪が残っているとはさすが北海道ですね。
沼のそばまで来ると水の音が聞こえます。
そろそろ小屋が現れるかなと思いながら木道を歩いていくと
ようやくヒサゴ沼避難小屋に到着です。

11年前のトムラウシ遭難事故の際には雨漏りがひどくて装備を乾かせなかったということですが、
昨年改修されたとのことできれいな小屋でした。
到着したのが午後7時ころとすっかり夜になってしまった時刻なので
小屋の中は暗くてみんな寝静まった中。
そんな中ですが部屋の1階と2階に1か所ずつ空いている部分があったので自分は2階に登り、一緒に来た女性の方には1階で休んでもらうことにしました。
このあと後ろから来るはずだった女性の同行者2人は現れず、
テントを持っていたのでテント泊をしているのではないかということでしたが
結局無事だったのか、気になるところです。
というわけで続きは次回に。
初日の道のりはこんな感じでした↓


