東京マラソン2017に参加してきました。(Part2)
2月26日に参加してきた東京マラソン2017についてです。
今回はレースがスタートしてからの様子を紹介します。
前回はこちらをご覧ください。
東京マラソン2017に参加してきました。(Part1)
スタート~10km
小池百合子都知事によって号砲が鳴らされてからしばらくはなかなか進みません。
少しずつ牛歩のように進んでいって1分45秒でスタートラインを通過します。
ここからスピードを上げていきたいところですが、混雑でペースが上げられず。
3時間のペースセッターについていく想定だったのにそれを見つけることもできません。
5kmくらいまでは下り坂なのでここでスタートロスの分を取り戻すことを予定していたのですが、
5km通過が23分8秒。ラップタイムが21分23秒というところで、予定のペースよりさらに遅れてしまいます。
この時点で今回はサブ3は無理かなと感じていました。
飯田橋の交差点で曲がったあたりからはランナーもばらけてきてようやく自分のペースで走れるようになります。
10km手前で日本橋が現れます。昨年までは日本橋の手前で曲がっていく感じでしたが今年は日本橋の下をくぐります。
ここを超えると10km地点。
43分24秒で通過。この5kmは20分16秒で走ってきたことに。ちょっとこのペースは速すぎるかもしれない。
でもサブ3ペースからはまだ1分遅れているので何とかこのペースを維持したいところです。
10km~20km
11km過ぎで車いすのトップとすれ違いますが、やはり速いですね。あっという間に通り過ぎていきます。
13kmくらいまできたところでで頭の上に風船を付けた3時間のペースセッターが現れます。
ということはまだまだサブ3行けるぞ!ということで気持ちが盛り上がってきます。
ここから先はこのペースセッターにひたすらついていくのみ。
15km手前で雷門を通過。
スカイツリーも見えます。前回8年前に出場したときにはまだ存在してなかったんですよね。
前回はこのあたりのエイドで人形焼きを食べた記憶がありますが、今回はエイドに寄っている時間はないので持参していたジェルを補給。
今回も補給は15km、25km、35kmでそれぞれジェルを摂取する予定。35kmのものはカフェイン入りで最後の着火剤にするイメージです。
15km地点を1時間4分10秒で通過。この5kmは20分46秒。
完全にサブ3ペースに追いつきました。
ペースセッターに追いついてからは集団でかなり楽に進めているのでいい感じです。
16km手前で蔵前橋を渡った直後にトップ選手とすれ違います。
ケニア勢速すぎです。
あっという間に通過していきました。
ところで日本人選手は、と思ったらすぐ20秒後くらいに設楽悠太選手が。
この位置にいるのはすごい!最後まで頑張ってほしいところです。
ここからは今回からの新コースである墨田区に。
両国のあたりは国技館のところを通るのかなと思ったら江戸東京博物館の裏だったり、あまり東京の名所という感じではなくいつもの日常の街並みを通っている感じ。
しばらく進んで門前仲町の20km地点に。
このあたりは盛り上がっていい感じでした。
タイムは1時間25分20秒。この5kmを21分10秒。
速くもなく遅くもなくちょうどいいペースで進んでいます。
20km~30km
折り返し地点を過ぎてハーフ地点に。
タイムは1時間30分5秒くらい。単純に倍にすると3時間を超えるけどスタートロスがあったしこのペースでいけば問題ないはず。
しかしながらこのあたりから少しずつペースセッターからは遅れ始めます。
それでも20~30m先には見えるくらいの位置でずっと進んでいきます。
手元のGPSウォッチでペースを確認すると4分10秒/kmくらいなのでサブ3ペースからは遅れてはいないはずなので、まあなんとかなるでしょう。
24km過ぎまで先ほど来た蔵前橋まで戻ってきます。
25km地点を1時間46分27秒で通過。この5kmは21分7秒。特に遅れているわけではないので問題ないですね。
このあたりでは3時間のペースセッターを中心とした集団で進んでいるので沿道の歓声も「サブ3いけるよ!」と声をかけてくれるので本当にいけるような気がしてきます。
日本橋の交差点ではビジョンに41km地点くらいを走るトップ選手の様子が映っています。
もしかしたら世界記録も?などと言われていましたがどうなるのでしょうか。
そして銀座へと入ります。
前回までは往復で2回銀座を通っていたのですが今回は1回しか通れないのでちょっと残念ですね。
日比谷の手前で30km通過。2時間7分28秒。この5kmは21分1秒。
ちょっと足が重くなってきましたが昨年のつくばのときのような苦しさはないので大丈夫なはず。
30km~FINISH
丸の内仲通りへと入っていく上位の選手を横目にここからは品川までの往復。
増上寺のあたりでカンボジア人のTAKIZAKI KUNIAKIさん(猫ひろし)とすれ違います。
小さい体で重戦車のように進んでいくのが見えてすごいなーと感心します。
思えば2008年の東京マラソンでは猫ひろしさんが3時間48分に対して私が3時間57分と9分の差しかなかったのに、今になってみると片やオリンピック選手、こちらはようやくサブ3と大きな差がつけられてしまったなと。
泉岳寺のあたりで35kmを通過。2時間28分47秒。この5kmを21分19秒。
ちょっとペースが落ちていますが、これはペースセッターのペースに合わせていたためで、決して脚が終わったわけではありません。
ペースセッターの方々はこのままいけばサブ3いけるよ!って鼓舞してくれるので非常にありがたかったです。
そして品川の折り返しに到着。今までのコースより手前になったようですね。
折り返してから36km地点を過ぎたあたりでペースセッターがペースを落としたのか自分はペースを上げていないのに前に出てしまいます。
事前の作戦では35km地点過ぎで余裕があれば前に出て飛ばすという予定だったので、ここからはその通りに飛ばしていこうかと。
まだまだ脚はもちそうな感じなので大丈夫でしょう。
最近の練習ではランニングの最後2~3kmくらいでペースを上げて疲れた状態でもスピードを出せる練習をしてきたのでその成果を試す時が来ました。
そして40km地点に到着。2時間49分30秒。この5kmは20分43秒。
このままいけばベスト記録の2時間59分23秒超えはいけそう。残りの2.195kmを9分29秒で行けば2時間58分台もいけるな。
日比谷公園のあたりはランナー以外立ち入り禁止ゾーンで、まだフィニッシュしたランナーは少ないのでほとんど沿道に人はいなくて寂しい感じでしたが、そこを過ぎて丸の内仲通りに入ると残り1km。
ここは石畳になっていては知りにくいですがひたすら飛ばしていきます。
沿道には人だかりで声援を送ってくれるので力が湧いてきます。体力的には限界に近いですが何とかスピードを出していけます。
42km地点を過ぎて左折して行幸通りに入るとあとはフィニッシュ地点に向けてダッシュするのみ。
そしてフィニッシュ!
記録は2時間58分10秒。ベスト記録を1分更新することができました。
高速コースとのうわさ通りに走りやすいコースでした。
FINISH後
フィニッシュした後は荷物受け取りに日比谷公園まで移動。
ここからの移動が大変でした。
ナンバーカードの色ごとに道が別れます。
日比谷通りの歩道に出るとタオルを受け取ります。
エマージェンシーシートを受け取ります。
この日は晴れて気温も高かったので良かったですが、雨で気温が下がったら大変だったでしょうね。
そして完走メダルを受け取ります。
これからやってくる3万人分のメダルが棚にかけられています。
メダルの表はこんな感じ。
裏はこんな感じでした。
それからランチパックとかカロリーメイトとかバナナとかポカリスエットを受け取ります。
完走記念ランチパックはこんな感じ。
そこからも長く、日比谷公園へと向かって荷物を受け取ってからも公園内をぐるぐる回って結局フィニッシュ後も2kmくらい歩いたかもしれません。
自分は途中途中にいるスタッフの方にありがとうと声をかけながら歩いていったのでこの道のりも楽しめましたが、
体調を悪くしたり足を引きずってフィニッシュした人たちのことも考えると
来年はこの導線が改善されることを望みます。
まだまだ続く東京マラソン
自分がフィニッシュした後もまだまだ東京マラソンは続きます。
走っているランナーの応援。
自分が走っていたサブ3あたりだとみんなガチで必死な顔をして走っていきますが、
このあたりのランナーはコースを楽しんでいるのが見てて非常に楽しいですね。
そして制限時間が近づき最終ランナーが通過していきました。
無事7時間に及ぶ東京マラソンが終了です。
皆さんお疲れ様でした。