第36回つくばマラソンに参加してきました。
11月20日に行われた第36回つくばマラソンに参加してきました。
いつもはこの時期に大田原マラソンに参加していたのですが、違う大会にも出てみたかったのと、記録が出やすいコースだということなので
今年はつくばに参加することにしました。
目標
今回の目標はサブ3(3時間切り)。
これまでの自己ベストが今年2月の別府大分毎日マラソンで出した3時間16分43秒。3時間を狙うとなると17分近く縮めなければならないのでかなりきついところですが、ここのところトレイルで好調だったのでもしかしたら行けるのではないかなと。
とはいえ現実的には3時間一桁というのがいいところだろうなと思っていて、ただ今後に向けてサブ3ペースでのレースを経験しておくのもいいかなと思い、とりあえずサブ3ペースである4分15秒/kmペースで行けるところまで行くといくというところでレースに臨んだのでした。
コース
アップダウンが少なく走りやすいコースとのことですが、実際にはどうなのでしょうか。
スタート前
中央線の始発電車から武蔵野線、つくばエクスプレス線へと乗り継ぎ。
スタートが9時なのでもっと遅い電車でもいいのですが、混雑を考えて早めの出発。
つくばエクスプレスの車内も座れないものの立っている人はほとんどいなくて快適に移動できました。
車内からは朝焼けが見えました。
ただつくばに近づくにつれて霧が濃くなっていきます。
天気予報だと晴れて気温が20度くらいまで上がる予報ですが、湿度も高いのではないかと心配になります。
研究学園駅に6時35分ころに着くとバスで会場の筑波大学に移動。
つくば駅から歩いても2.5kmほどなので、普段なら歩くのですが今回は体力温存でバス移動。
バスには「つくばマラソン」の文字が。
会場に到着すると前日の雨のせいで地面がぐちゃぐちゃ。
更衣室の中も床がびしょ濡れです。
準備を済ませてスタート1時間前の8時にはスタート地点に移動。
まだ並んでいる人はいないのでこれだとかなり前からスタートできそう。
10分ほどアップをしてトイレを済ませておこうとスタート地点手前のトイレに並んだら15分待ち。
スタート地点に並ぶともうかなり並んでいてこれは失敗したなと。
しばらく列の中で待機していると、競技説明の後に
3日前に就任したばかりというつくば市長の挨拶があり(来年サブ4を目指すとか!)、
いよいよスタートに向けて時間が進みます。
START〜10km
そして午前9時にスタート。
スタートラインを20秒ほどで通過。
30秒〜40秒ほどのロスは覚悟していたので問題なし。
スタート直後は人が多いのでなかなかペースが上がりません。
大学構内の道路は段差のあるところが多く多少走りにくい感じも。
それにしても筑波大学の敷地は広くてしばらく走っているのになかなか外に出ません。
そして4kmほどでようやく大学の構内を抜け公道へ入ります。
5km地点を21分42秒で通過。
4分15秒/kmペースだと21分15秒なのでこの時点で目標に対して30秒近く遅れているということに。
でもスタートのロスタイムを考慮したとすればちょうどいいペースかな。
5km過ぎの立体交差で登って下った後は平坦な片側2車線の道路を進んでいくのでかなり走りやすくなります。
10km〜20km
10km地点を42分45秒で通過。
それにしてもサブ3を目指すくらいになると人が少なくなるのかと思っていたら意外と人が多く集団で進んでいくのでペースの割には楽な感じで進めています。
11km過ぎで空腹感を感じてきたので持参していたジェルを補給。
ジェルは3つ持参していて、予定では15km、25km、35kmでそれぞれ補給する予定でしたが、ペースが速いせいなのかいつもよりエネルギー消費が激しい感じがします。
15km地点を1時間3分54秒で通過。
15kmを過ぎたあたりで前に大きな集団が。
どうやらその中に西谷綾子さんがいる模様。今回はサブ3達成できるのでしょうか。
若い女性の尻を追いかける見苦しいおっさんにはなりたくないのでとりあえずその前に行きます。
このあたりで前に見つけたのが裸足で走っているランナー。
ときどき皇居を走っているときに裸足で走っている集団を見かけますが、その人達はペタペタと慎重に遅い速度で走っていて、裸足ってそんなものなのかと思っていましたが、サブ3を目指すこのペースでシューズを履いているのと何ら変わらないように走っているのをみてびっくり。
個人的に裸足ランナーの考え方には相容れないところがありますが、裸足でこんなにも走れることに関しては素直にすごいと思います。
ちょうど自分と同じくらいのペースなので20kmくらいの給水で見失うまでその人の後ろをついていきました。
20km〜30km
20km地点を1時間24分54秒で通過し、ちょっと行って中間点は1時間29分28秒で通過。単純に倍にすれば3時間を切れる計算。
ただ、そううまくはいかないのがマラソンなわけで。
22kmくらいでまた空腹感を感じてきたのでジェルを補給。
25km地点を1時間46分で通過。
このあたりの道で多少のアップダウンがありますが、ペースが上下しないように一定のペースで進むことを心がけます。
つくばエクスプレスの高架を越えると田んぼの畦道のような道の狭いところに入ったりもして多少走りづらいところもありました。
28km過ぎで最初の折り返し。基本ワンウェイの大会ですが、ここと最後の大学構内の2箇所に折り返しがありました。
折り返した直後29km地点の動画が公開されていましたが、ひっそりと私も映っていたりします。
30km〜FINISH
30kmを2時間7分21秒で通過。
ペース的には変わらず進んでいますが、かなりきつくなってきます。
31km付近ではロッキーのテーマ曲を流して応援してくれている人がいたのですが、そこに「ロッキーになれ」と拳を上げた人のシルエットの書いてある看板があり、それがどうしても
に見えてしまい、応援してくれているのに非常に申し訳ないのですが思わず笑ってしまいました。
このあたりから足が重くなりペースが落ちてきます。
ここでカフェイン入りジェルの投入。
2月の別大の際に35km過ぎにペースが落ちてきたところで摂取したところ回復したことがあったので、
今回もここで投入。予定よりも早めになってしまいましたが、それまでに4分30秒/km近くまで落ちていたペースが目標の4分15秒ペースに回復します。
事前にカフェイン抜きを行ったこともあってかなり効果が出ていたようです。
34km地点にの給水所にはおしるこがありましたがスルー。
タイムを意識すると途中のエイドの名物を摂れないのがもったいない感じもします。
35km地点は2時間28分54秒で通過。
36km過ぎの立体交差のアップダウンがかなりきつく感じます。
ここから先は最初の5kmとほぼ同じコースを逆走します。
37km過ぎで再び空腹感を感じますが、すでに持参していたジェルはなくなっているのでそのまま進みます。
いつもは途中で3つもジェルを補給すれば問題なく走れるのですが、今回はエネルギー消費が激しかったのでしょうか。
給水所でみかんを手渡ししてくれる人がいたのでペースを落とさずに食べられるそれを受け取り食べるとなんとか空腹感はごまかせた感じ。
このあたりで右足のふくらはぎが攣りはじめます。軽い痙攣っぽい感じなのでペースを下げることなく先に勧めますがかなりきつく感じるようになってきます。
38kmくらいで筑波大学の構内へと入ります。
大学構内の道路は段差が多くて、更に疲労の溜まっている状態なのでスタート直後よりも走りづらく感じます。
しばらく進んで折り返しを過ぎると40km。
40km地点は2時間50分8秒で通過。この時点でサブ3を確信。ペースが大幅に落ちなければ行けるはず。
ところが41km手前の橋の登りを見た途端にこれはダメかもと思い始めます。
気持ちが折れると脚が動かなくなるので気持ちを切らさずになんとかそのアップダウンを終えると残りは1km。
沿道の応援も増えてきて「3時間切れるぞ」とか声をかけられます。
そして42kmを過ぎ筑波大学陸上競技場内へと入ってすぐにフィニッシュ。
タイムは2時間59分23秒。
なんと3時間を切りました!
目標にはしていたけど、まさかサブ3を達成できるとは思っていなかったのでびっくり。
サブ3達成目前に迫ってから達成までに苦労する人が多いと聞いているので、いきなり達成できたのが信じられません。
事前の天気予報では20度くらいまで気温が上がると予想されていたけど、曇っていてそれほど気温が上がらなかったのが良かったのかな。
かなりベストコンディションで走れた感じです。
つくばは記録が出やすいコースだというのは本当のことだったようですね。
また今後も参加したいです。
ちなみにこの大会では参加賞を選べるので、着なくて邪魔になるだけのTシャツではなく、食べて消費できるものを選べるのが素晴らしいと思います。
お菓子美味しうございました。