分水嶺トレイルに参加してきました。(Part1)
7月13日〜15日に行われた「分水嶺トレイル」に参加してきました。
東京の青梅から長野県野辺山近くにある獅子岩まで約120㎞の山を縦走する大会です。
分水嶺トレイルとは
とりあえず分水嶺トレイルというのがどんな大会かというと、以下はウェブサイトで紹介されている文章ですが、
分水嶺トレイルとは
2011年より始まった健脚縦走のトレイル大会です
秩父多摩甲斐国立公園の4つの百名山(雲取・甲武信・金峰・瑞牆)と
4つの分水嶺(多摩川・荒川・富士川・千曲川)を3日以内で踏破し、
南牧村の獅子岩までたどり着く、登山道ほぼ100%、
ファストパッキングスタイルの、タフで楽しい縦走大会です。
https://www.bunsuirei.com
という感じ。普段出場しているトレイルランニングとはちょっと違った大会です。
コースは以下の3種類。
Aコース 7/13 11:00 鴨沢スタート (約80km)
Bコース 7/13 00:00 青梅スタート (約120㎞)
Cコース 7/13 10:00 鳩ノ巣スタート
スタート位置は異なりますが、雲取山からは合流し雁坂峠、甲武信ケ岳、金峰山等を経由し
その後一部でコースが分かれたりしてフィニッシュの平沢峠(獅子岩)に制限時間7/15 16:30までに到着しなければいけないというコースです。
以下に大会サイトからコースの画像を引用します。
ただ、コースは厳密に定められているわけではなく、この定められた地点を通過すれば途中のコースは自由に選択できるようになっています。
AコースとBコースはそれぞれソロとチームがあり、ソロの部は1人、チームの部は3~4人で構成されたチームで臨むことになります。
Cコースは今年実験的に設けられたコースで、条件をクリアした4チームが参加したそうです。
登山道ではないところを地図読みしながら進むところの多い難コースらしいです。
この中で私が参加したのは一番距離の長いBコースのソロ。
初出場なのでAコースから始めるべきなのかもしれませんが、自分は完走できる自信があったし、距離の長い方が楽しそうなので最初からBコースで参加しました。
エントリー・書類選考
この大会の特徴は、申し込み時に書類選考があること。
過去5年間の山行内容や救命救急講習受講の有無などを記入したExcelファイルを提出。
その内容を審査されるのです。
山行内容についてはここ数年でアルプス縦走を何回も行っているので大丈夫かなとは思いましたが、
一般登山ばかりで積雪期とかバリエーションルートには行っていないのでその点がマイナスになるか心配でした。
とりあえずこんな感じで記載して提出。
こちらは山行記録の分だけ。ほかには山岳保険、救命救急講習の受講歴や携帯キャリア(docomoかauでなければ参加できない)等の記載欄もありまいた。
そして5月10日の審査結果発表で無事合格のメールが来て参加できるようになったわけです。
装備
この大会の必携装備もほかのトレイルランニング大会とは違い、登山色の濃いものになっています。
以下に大会サイトから引用しましたが、
・行動食・非常食・ツエルト(もしくはシェルター)*1・コンパス・地図・
・ヘッドランプ・予備電・防寒着・雨具・エマ―ジェンシーシート・携帯電話*2
・充電器・水・熊鈴・ホイッスル*3・保険証(原本)・非伸縮性テーピングテープ(38mm1巻)・三角巾・お金
・環付カラビナ2枚(HMS型)、カラビナ2枚(ストレートゲートかつワイヤーではないもの)
・ナイロン製ソウンスリング(幅20mm)180cm×2、ソウンスリング(ダイニーマ可)60cm×2、補助ロープ1本(7~8mm×15~20m)、
・虫除けスプレーもしくは虫除けの塗り薬・傷口洗浄用の水350ml±1本
・ボトルキャップ1個(中心に水の出る穴を開ける)
カラビナ・ソウンスリング・ロープ等、自分が今までに使ったことのないものも含まれているので事前に購入しなければなりませんでした。
とりあえずそのあたりは大会3週間ほど前に神保町の「さかいやスポーツ」で店員さんにアドバイスを受けながら購入したので間違ったものを持参して失格になるということはないかと思います。
その他は雨と低温が予想されたので着替えや防寒具を大量に持ち込んでしまったので荷物はかなり重くなってしまいました。
受付
というわけでレース当日。
7月13日の午前0時スタートということで前日に仕事をしたら眠らずにレースに参加することになるのでそれを避けるために前日は休暇を取りゆっくりと過ごして夕方に仮眠。
21時ころに起きて会場の青梅に向かいます。
22時半ころに青梅駅に到着して、駅前のコンビニで補給物を購入し10分ほど歩くとスタート会場の永山公園に到着です。
すでに参加者がたくさん集まっています。
受付ではザックにつけるナンバーカードとはがき大にパウチされた連絡先や注意事項の記載された紙、スポンサーからの参加賞「ちよちよミックス」を受け取り、
荷物検査が行われます。
先ほど紹介した必携品を1品1品検査されます。
問題なく合格したのですが、
どうやら自分が持っているロープが8mm/20mのもので、必携品だと7mm/15mであればいいので過剰装備である模様。
購入時に店員さんに勧められるがままに買ってしまいましたが、もう少し吟味してから買うべきでした。
検査のスタッフにも「それ重いよ」と言われました。
確かに他の人が持っているロープを見たらかなりコンパクト。この時点でこのレース失敗したらどうしようと不安になってしまいます。
そしてスタート30分ほど前から主催者によるレース内容の説明があり、
記念撮影があったりしてスタートを待ちます。
そして7月13日の午前0時ちょうど、長いレースの道のりがスタートしたのです。
レースの様子は次回紹介します。