バンコクマラソンに参加してきました。(Part2)
前回に引き続き、11月19日に参加してきたバンコクマラソンについて書いていきます。
今回はレースの様子を紹介します。
前回はこちらからどうぞ↓
概要
バンコクマラソンには
・フルマラソン 午前2時スタート
・ハーフマラソン 午前4時スタート
・10kmマラソン 午前5時半スタート
という3つの部門があります。
自分はフルマラソンの部に参加なので2時という深夜にスタートなのです。
トレイルランニングの大会で深夜スタートというのは経験がありますが、マラソン大会で深夜というのは珍しい気がします。
スタート前
マラソンのスタートは午前2時なので、2時間前の0時に起床しようとしたら、23時45分頃に目が覚めてしまいました。
とりあえず朝食(というか夜食ですね…)にパンを食べて着替えを済ませて出発。
ホテルから歩いて移動します。
途中からは交通規制が。
スタート地点に近づくにつれてランナーの数が増えてきます。
スタート地点に入場するところには検問がありました。
ホテルから15分ほどでスタート地点のピッサヌローク通りに到着します。
この時点で1時15分くらい。まだスタートまで余裕があります。
日本のマラソンだと特に東京マラソンのような大規模な大会だとスタートの1時間以上前から整列が始まっていたりしますが、そのあたりタイだからなのかのんびりしています。
とりあえずスタート地点周辺を散策。
仮設トイレは車になっていました。これだと設置の手間がかからないのでいいですね。
スタート20分前くらいに並びます。
それにしても深夜だというのに暑い。気温はそんなに高くないのですが湿度が高くて蒸し暑い感じ。
立っているだけで汗をかいてきます。
日中はものすごく暑かったし、マラソンが深夜に行われる理由がわかった気がします。
スタート地点横のステージで開会式が始まります。
タイ語と英語でアナウンスがあったのですがあまりよくわかりません。
スタート
そしてスタートへのカウントダウンが始まり、スタートします。
スタートの合図は日本のマラソンでよくあるピストルではなくて、トレイルランニング大会のようなガスホーンでした。
スタート直後、ダッシュする人もあまりおらずゆっくりとしたペースで進んでいきます。
至るところに昨年亡くなったプミポン国王の肖像があったりします。
10分くらい走ると高速道路に入ります。
バンコクマラソンのコース、スタート直後2kmくらいからはひたすら高速道路を走り、同じコースを折り返してくるコース。
本来は王宮をスタートして旧市街地をめぐるコースだったのですが、エントリー後にコースが変わってしまったのです。
国王の葬儀などで王宮付近は使用できないのでしょうか、ちょっと残念でした。
チャオプラヤ川を渡るラーマ8世橋を超えます。
昼間なら川が見えてきれいなのでしょうが深夜なので何も見えません。
このあたり、途中で抜かした人に日本人の人も何人かいたりして
なんだかんだで日本の市民ランナーの層が厚いのを感じます。
5km過ぎくらいからは周りのランナーもバラけて、
10km過ぎからはほとんど人がいなくなります。
深夜の高速道路沿いなので、沿道には応援の人などいるはずもなく、首都でのマラソンだから東京マラソンみたいに周りが盛り上がっているんだろうなと思って期待していたのですが、とても寂しい感じです。
しばらく走り続けます。
17kmくらいで高速を降ります。
18kmくらいで向かいからトップ選手がやってきます。ケニア人でしょうか。やはりここでも強いですね。
写真を撮ったのですが、ブレブレで全然わかりませんね。
ここから折り返しまで向かい側から来る人の数を数えていきます。
レース後半
そして21.0975kmの折り返し地点に。1時間38分くらいで到着。
ここまで49人が来たので自分がちょうど50番目でしょうか。
折り返しを過ぎて向かい側からどんどんランナーがやってきます。
しばらく進み再び高速道路を進みます。
ところでここから距離表示がおかしい感じ。
往路は2kmくらいおきに給水所と距離表示があって手元のGPSと一致していたのですが、折り返してから5kmくらい距離表示がなくて次の表示が24km。
すでに26kmくらいまで来ているのですが。
大体2kmくらい遅れている感じでしょうか。
まあ、気にしても仕方がないので先に進みます。
ところで、このあたりまで来ると完全に一人旅になってしまいます。
そんなこんなで30kmくらいまで来ます。
しかしこのあたりから距離表示が帳尻を合わせるのか、ちょっとずつペースが上がってきます。
2kmずつの距離表示がだいたい1.5km間隔で現れるような感じ。
30kmの距離表示が31.5kmくらいに現れると、32kmの距離表示が33kmくらいにあり、
34kmくらいでやっと正しい距離に追いついて38kmくらいででは40kmの距離表示が現れるという始末でした。
かなり適当な感じです。
日本のマラソンなら大顰蹙なのでしょうが、海外だとこういう適当さがあったりしますよね。
32km過ぎで対向車線から2時間遅れでスタートしたハーフマラソンの先頭がやってきます。
そして続々とハーフマラソンのランナーが。
その中に「がんばれー」と声をかけてくれる人が。この異国で日本人から声援を受けるのはありがたいものですね。
そして40km近くでラーマ8世橋を再び渡り
高速道路をおります。
残りはあと2kmもない感じ。
目の前にランナーがいたのでその人を抜こうとしたところ、左脚ふくらはぎを攣ってしまいます。
一瞬抜いたのに抜かされて、それでも必死についていこうとします。
残りあとわずか。ライトアップされたラジャダムナン通りに入ります。
最後の角を曲がってピッサヌローク通りに入りラストスパート。なんとか目の前の人をかわしてフィニッシュ。
記録は3時間18分で、全体の33位でした。
フィニッシュラインは5時30分開始の10kmマラソンのスタート直前で大混雑でした。
とりあえず暑い中なんとか最後まで走り切れました。
観光気分でまったりと走ろうかと考えていたのですが、深夜の高速道路でだれもいないところではそんな気分にはなれず、ひたすら淡々と走っていく感じのレースでした。
レース終了後
レース終了後、マッサージをしてもらったら先ほど攣ったところが痛くて悲鳴を上げてしまったり、
よくわからないキャラクターがいたりしました。
そして10kmレースがスタートしていきます。
フルマラソンのスタートよりも盛り上がっていてお祭りのような雰囲気です。
しばらく経つと夜が明けてきます。
10kmレースの人たちは夜が明けて、明るい雰囲気の中を走ることができて羨ましい感じがします。
↓の10kmに参加した人のblogを見ると自分も10kmにしておけばよかったなーって思ったり。
そしてフィニッシュラインには続々とランナーがゴールしてきます。
こうしてみると暗いうちにフィニッシュしてしまったのがなんかもったいなく感じてしまいます。
レースだから全力を出して走ったのですが、もっとゆっくり走ってもよかったのかなと思ったりしました。
そんなこんなで会場をあとにしたわけです。
観光
ホテルに戻って仮眠してから市内観光しました。
渡し船に乗ってみたり
王宮に行ったら大混雑で結局中には入らず。
ワット・ポーを見たり
ワット・アルンが見えるバーでビールを飲んでまったりとしてたら眠くなってきたり
夜はカオサン通りに行ってみたり
ムエタイを見たりしました
あまり寝ないでマラソンを走ってからの観光なのであまりテンションが上がらないまま。
翌日は午前中の便で帰国なのでこの半日くらいしか観光の時間がなかったので、ホテルの近くと王宮周辺しか回れず物足りない感じでした。
次来るときは日程に余裕をもってマラソンなしでゆったりと観光したいですね。