【親不知→上高地】北アルプス縦走してきました。(3日目)
8月10日から3泊4日で親不知から上高地まで北アルプス縦走の3日目です。
今回は種池山荘から針ノ木岳、蓮華岳等を経由して烏帽子岳というコース。今回の4日間で一番コースタイムが短いコースなので楽に行けるかと思ったらそうはいきませんでした。
前回2日目はこちら↓
1日目はこちらからどうぞ↓
種池山荘→針ノ木岳
2日目の夜、種池山荘に到着して休み始めた直後、夜7時ころから雨が降ってきます。
もう「クロスオーバードーム」の中に入って横になっていたので大丈夫かなと思っていたのですが
しばらくしたら天井から雨漏りしてきます。
「クロスオーバードーム」はテントと同じような形状でこれまでテントと同じように使用してきて重宝していたのですが、縫い目にコーティングしてあるにもかかわらず防水性能はそれほどでもなかったようです。
それでも気が付いたら眠っていて1時過ぎに起床。
起きたころには雨がやんでいました。
シェルターの中で準備していると1時半ころに人が通り過ぎるような物音が。
場所がなくてテント場の脇の登山道入口近くに張ったので早く出発しないと他の登山者の邪魔になってしまうので一番早く出発するつもりだったのですが、先を越されたようです。
そんなこんなで2時ころに出発します。
出発直後は霧の中。

1時間ほどで岩小屋沢岳に登りますがまだ暗闇の中。

そこから30分ほどで新越山荘へ。深夜なのでまだ誰も起きていないようです。

鳴沢岳に登って

昨日は不調でなかなか足取りが重かったのですが、今日はここまでスムーズに進んでいます。
4時が過ぎてそろそろ明るくなってきました。


赤沢岳への登りで前に人が見えてきました。

4時40分頃赤沢岳に登頂。前にいた人に追いつきました。

やはり種池山荘を私の前にスタートした人のようでした。その方はここで日の出を待機するとのことですが自分は道のりが長いので先に進みます。
5時ころになると日の出間近。
稜線を歩きながら日の出の時間を待ちます。


そして5時10分頃に日の出が。

それにしても雲海がすごい。

下を見下ろすと黒部ダムの湖が見えます。

見渡すと立山連峰から五色ヶ原の方まで見えます。

向こうに見えているのが針ノ木岳かと思っていたらその手前にあるスバリ岳でした

スバリ岳に登頂

登っている途中はここが針ノ木岳だと思っていたので到着したとたんに少し落胆。
早い時間で進めているから今日は調子がいいなーと思っていましたが幻想だったようです。
こちらが針ノ木岳

スバリ岳の方が針っぽかった気がします。
山頂に近づいてきて

そして7時ちょっと前に針ノ木岳に登頂です。

針ノ木岳山頂から見ると下の方には雲海が広がっています。


針ノ木岳→船窪小屋
針ノ木岳から30分ほど下って針ノ木峠に到着。

針ノ木小屋で休憩します。

ここまでの間で補給食の残りがジェル1つとようかん1つだけになっていたのでここで何か購入しようと思っていたのですが、食料はカップヌードルだけでパンやお菓子のようなものもないとのこと。
今年はヘリコプターが飛ばなくて山小屋への物資の補給が滞っていると聞いたことがありますが、どうやらそれは本当だったようです。
持参したは補給食は2日分で、あとは途中に山小屋があるので切れたらそこで買えばいいやと思っていたのですがその作戦が裏目に出た感じです。
いざとなったら夕食用に用意しているアルファ米と明日の朝食用のパンがあるのでそれを食べれば空腹で死ぬということはないだろうけどちょっと心配です。
とりあえずここでカップヌードルを食べて出発です。
山小屋を出ると蓮華岳に向かう登りが始まります。

しばらく急な登りを登ると山頂が見えてきます。

蓮華岳の山頂に。

先ほどよりも雲が上がってきた感じです。雲海はきれいですがこのままだと曇り空になりそうですね。

すれ違った登山者の方から○○(花の名前。忘れちゃいました…)が咲いているよと言われて撮った写真。

こんな場所でも石の隙間から咲いている花は素晴らしいですね。
さてここからの下りがかなり急です。

一気に500mくらい下ります。

先ほど登った蓮華岳がこんなに遠くに

北葛乗越から少し登って北葛岳へ。

だんだん霧につつまれてきました。

ここから先は岩のもろい場所になってきます。
このはしごのあたりでは前に人がいたのですが、通るたびに岩が崩れてくるので間隔をあけて注意して登ります。

七倉岳の頂上を過ぎると

船窪小屋に到着です。

ここは電気がなくランプと囲炉裏の小屋。
山小屋に近づくと聞こえてくる発電機の音が聞こえないのが逆に新鮮です。
先ほどの針ノ木小屋で補給食を購入できなかったのでここでと思ったらここでも売っていないとのこと。
食べられそうなものはカップヌードルのみとのことでまたもやカップヌードルを食べます。
食事したらトイレに行きたくなったりしてなんだかんだでここで30分以上休憩してしまいました。
到着した時には外のテーブルに自分ひとりだけでしたが、出発するときには10人くらいになってテーブルが満席になっていました。
朝に七倉ダムを出発するとちょうど昼過ぎにここに到着する感じでしょうか。
今度来るときはここでまったりと宿泊するのもいいよなーなんて思ったりします。
船窪小屋→烏帽子小屋
12時20分頃に船窪小屋を出発。
今日の目的地烏帽子小屋まではコースタイムで約8時間。
先ほどの蓮華岳からここまでに時間がかかったので心配でしたが
コースタイムの7割で行ければ6時前に到着なので日の入り前には行けそう。
船窪小屋から10分ほど進んでテント場に到着。
ここには水場がありますが、テント場にあるものだと思っていたらそこから下ったところにあるとのこと。
危険だから夜間は立ち入り禁止という看板がありました。
ザックを置いてボトルだけ持っていったので写真は撮れませんでしたがかなり危険な場所でした。
水場に行くと水浴びをしている人がいたりしましたが
とりあえず1リットル分の水を汲んで出発です。
この先のコースが岩がもろくてかなり危険な場所が続きます。

両側が切れ落ちて今にも崩れそうな狭い道でロープ一本だけが頼りです。

船窪岳に到着。

この先も崩れやすい道が続き、もろい岩の斜面にロープがぶら下がっているだけの場所があって、三点支持など無理でロープに身体を預けなければ登れない場所などもあってかなりの恐怖を感じます。
前日に通過した不帰嶮や八峰キレットは硬い岩に鎖やはしごで固定されているので慎重に進めば問題ありませんでしたが、このあたりは慎重に登ったとしても技術ではどうにもならないいつ崩れるかわからない恐怖がありました。
そしてしばらく進んで不動岳に到着。

ここまで来ればもろい岩の切れ落ちた場所はなくなり危険を感じずに進めるようになります。

ところでこのあたりで空腹になってきます。
本日の目的地烏帽子小屋の到着まではおそらく2時間くらい。
補給食の残りもようかん1個になっていて、これは明日の行動食分に取っておきたかったのですが、仕方ないかなと。
ところがザックの中をよく見てみたらカロリーメイトが残っていました。
とりあえず明日の朝はパンを食べれば山小屋の多いコースなので行動食は残りようかん1個でも何とかなりそうなのでここでカロリーメイトを食べました。
そうして歩き出すと少しずつつらさがなくなってきます。
やはり食べることは重要なのですね。
そして南沢岳に到着。
山頂の看板はありませんでしたが三角点の標識はあったのでおそらくここが山頂でしょうか。

この山頂付近は砂礫になっていて踏み跡が見えづらく霧の中なので道に迷いそうになります。

このあたりで外国人っぽい登山者とすれ違います。
もう夕方5時になっていますが、この先の崩落地が続くところを夜間に通るのでしょうか。
ちょっと気になるところです。
そんなこんなで進んでいくと池塘が現れます。

霧のせいで何も見えません。
地図では烏帽子田圃とありますが、晴れたら田んぼのように見えるのでしょうか。
池があったり

花が咲いていたり

素敵な場所でした。今度は晴れた時に来たいですね。
さて、ここから少しで烏帽子岳への分岐点に。
曇っていて何も見えないので山頂には行かずに直接烏帽子小屋に行ってもいいかなと思ったのですが
この時点で17時半。山頂に登ってもコースタイムで1時間なので登ってから小屋に行っても日の入り前には着けそうなので山頂まで行くことにしました。
人が誰も来なさそうだったので分岐点にザックを置いて向かいます。
ザックを下ろしたらこれまでの荷物の重さがなくなったので非常に軽くてまるで翼が生えたかのような感覚で進めます。
これまでこの日はほぼすべての行程を歩きで来ましたが、走ると非常に気持ちが良かったです。
分岐点から10分ほどで烏帽子岳山頂に到着。

曇っていて周りは何も見えません。

山頂に到着すると小雨が降り始めたのですぐに下りはじめます。
分岐点まで来てザックを背負ってあとは小屋に向かうだけ。
山頂からは30分ほどで本日の目的地烏帽子小屋に到着です。

ここのテント場は小屋から5分ほど離れたところにありましたが

一番近いところに空きがあったのでそこに張りました。

テントを張ってから小屋で食料補給をしようとしますが、
ここでも行動食になりそうなものは売っていなくて食料はカップヌードルとアルファ米だけとのこと。
夕食用のアルファ米は残っていましたがそれは今後のために残しておくことにしてここではカップヌードルをいただきました。
小屋の前のベンチに座って食事をしていると雲の切れ間から夕焼けが見えました。

明日はいよいよ最終日。無事に最後までゴールしたいところです。




