Ultra-Trail Mt.FUJI 2023に参加してきました。(Part1)
2023年4月21日から23日にかけて行われたUltra-Trail Mt.FUJI (UTMF) に参加してきました。
昨年まではUTMFと略されて呼ばれてきた大会が諸事情によりこの略称が使えなくなり、100マイルカテゴリーの名称も「FUJI」となったことで呼び方に迷うところですが、ここではとりあえず大会名を従来通りの「UTMF」として書いていきます。
エントリー
昨年は長年目指し続けたUTMFの完走をようやく達成。
予想以上の好成績でやり切った感はあるので今年は参加しないつもりでいました。
とはいえ昨年は直前の雨により天子山地を迂回するコースでの開催。
100マイルには微妙に及ばない157kmという距離で、これでUTMFを完走したといっていいのだろうか。
天子山地も通るフルコースを走らなければ完走したとはいえないのではないか。
そういう考えが募ってきてエントリー締め切り30分前まで迷った挙句ギリギリでエントリーしました。
近況
上で書いた通り、今回はUTMFにエントリーしないつもりでいたのでその前に3月に行われた「小江戸大江戸200K」にエントリーをして参加していました。
小江戸大江戸では好成績を残せた一方で、ダメージも大きく、3月下旬から4月上旬にかけての追い込みの時期に疲労がたまってほとんど何もできず、また、1月に参加した勝田全国マラソンもあり、ロード向けのランニングが多くトレイルでの練習が不足している状態で、調整に関しては不安な状態で大会を迎えました。
ロードとトレイルの違いがあるとはいえ2ヶ月連続で100マイル以上のウルトラというのは初めてなので身体がちゃんと動いてくれればといったところです。
前日・受付
この大会は前日受付が必須で、昨年は23時まで受付をやっていたので仕事を終わらせてから移動しても間に合ったのですが今回は18時までと時間制限があるので休暇を取得して受付に行くことにしました。
当日はいつも大会前に行っているトレーナーさん(今回はUTMFに出場しないそうです)にマッサージをしてもらってからバスで移動します。
バスタ新宿を2時過ぎに出発して中央道は渋滞なしでスムーズに16時前に富士急ハイランドに到着。
富士山がきれいに見えました。
このあと受付ですが、すでに終えた人によるとかなり並んで1時間以上かかっているという情報もあり、ちょっと不安を感じて会場の「コニファーフォレスト」に到着すると、会場に入る前にかなりの行列ができていました。
とりあえず並んで順番を待ちます。
装備品や宿泊道具などすべての荷物を持ってきて重い荷物を背負っているのでつらいです。
1時間待ってようやく会場の入り口へ。
富士山が見えますね。
1時間半以上待ってようやく順番に。
昨年は受付会場が3か所あったのに加え、事前予約で時間が指定されていたのでスムーズに受付できましたが今回は1ヶ所に集中で時間も短く指定もないので一気に集中してしまってキャパシティを越えてしまったのでしょう。
まずはナンバーカードを受け取り、そのあとに参加賞のTシャツを受け取り。
最後に必携品チェックがありました。
必携品はすべてトレイに出すことを求められ、そのうち以下のものがチェックされました。
・レインウェア上下
・手袋
・ヘッドライト2個と予備電池
・サバイバルブランケット
チェックが終わると腕にリストバンドを巻かれて終了です。
EXPOの方はこんな感じで各種ブースがありましたが
受付だけで疲れてしまったので回る気力になれずちょっと見ただけで退散。
あとはこのフィニッシュゲートに戻ってくるだけです。
宿泊
前泊の宿泊先は「富士山リゾートホテル」
ツアーの宿泊地にもなっているので受付会場から送迎バスが出ていたようですが、自分は個人で予約していて乗れないので徒歩で移動します。
会場から2kmほど歩いて到着。
近くの「ほうとう蔵 歩成 河口湖店」でほうとうを食べて
レースの準備を完全に済ませてから午後11時ころに就寝しました。
当日
さて、大会当日を迎えました。
午前9時ころ起床すると背中が痛くて深い呼吸をするだけで痛くてたまらない。
昨日重い荷物を背負ったまま1時間以上並んだせいか?
これはどうしよう…
とりあえずストレッチして肩を回したりしてなんとか痛みがなくなるようにしてみます。
ホテルをチェックアウトしてスタート会場の「富士山こどもの国」に移動するバスに乗るために昨日受付した会場の「コニファーフォレスト」に移動します。
晴れて富士山がきれいに見えますが、かなり気温が上がって暑く感じます。
バスは11時半~12時の間に随時出発するとのことでしたが、
自分が到着した11時50分頃にはほとんど乗車してしまったのか、並ぶことなく乗れました。
1時間ほどで会場の富士山こどもの国に到着。
ドロップバッグと手荷物を預けます。今回は手荷物預かりは有料の事前申し込みで1000円+手数料で212円支払っています。(ドロップバッグは無料)
ゲートをくぐって会場内に入ります。
入口からは徒歩で10分くらいかかってスタート地点へ
スタートまで30分以上あって気温が高いのでスピーカーの陰で日陰になっているところで待機。
開会式を遠目に眺めます。
10分ほど前に列に並びます。
スタート前には朝にひどかった背中の痛みも小さくなって問題なく走れそうな感じになりました。
スタート
UTMFテーマ曲の演奏があり、10秒前からカウントダウン。
そして14時30分、いよいよスタートします!
これから165kmに及ぶ長いレースが始まりました。
次回からはレースの様子を書いていきます。