UTMF、惨敗…(Part5)
今回も引き続き9月25日に出場してきたUTMFの模様を書いていきます。
前回まではこちら
UTMF、惨敗…(Part1)
UTMF、惨敗…(Part2)
UTMF、惨敗…(Part3)
UTMF、惨敗…(Part4)
W1麓エイドを過ぎ、難所天子山地へと入ります。
エイドを過ぎて数百m走ると登山道入り口。
ここでは靴を掃除するものが置かれてありました。
そのなかに足を入れ雑巾にぎゅっぎゅっと靴を滑らせます。
そして登山道へと入りますがいきなりの急坂。
これがうわさに聞く天子山地か。一筋縄ではいかないな。
気を引き締めて登っていきますが急坂の途中で休んでる人がいたりしてほんとうに大変なんだな、と実感。
自分はまだまだ体力があるし、休憩している暇はないので先に進みます。
そしてちょっといくと渋滞が。
まさかすでに50km以上経過したこの地点で渋滞になるとは。
焦ってもしかたがないので進みますが、
それにしてもこのあたり雨のせいで道がかなりぬかるんでいてかなり滑ります。
まあ、これはこの先の下りに比べたらまだまだ序の口だったんですがね。
それにしてもきついし前に人は多いしでなかなか先に進ませてはもらえません。
ただ、常に前に人のいる状態だったので、それについていくことだけを考えていたので急坂も気にならずに進むことができました。
そんなこんなでようやく雪見岳に到着。
ここでライトが暗くなってきたので電池交換。
さてここからの下りで頑張るぞーと走り出したらいきなり泥だらけの道。
登りではほかの人が滑っていても自分は滑らずに進んでいけたので新しいシューズのグリップが効いているのかなと思っていたのですが、それでも耐えられないくらいの泥。
しかもかなりの急坂を一気に下っていくのでつらいつらい。
どろんこのレースは昨年の「美ヶ原トレイル」で経験しているのでまあ大丈夫だろうと思っていたのですがそんなレベルじゃないくらいの泥の急坂。
木にしがみついて、次の木に向けて滑り降り、その木にしがみついてという形で、なんとか滑って転んでコースから外れて崖に落ちてしまわないように、何とか我慢していきます。
本来ならこのくだりですいすいと進んでいけるはずなのに。
登りが見えてきたときには「ようやく登りが来た!」と喜びの声をあげてしまったほど。
(登りを喜ぶっておかしいだろと周りにいた人に突っ込まれてしまいましたが(笑))
そうしてようやく熊森山到着。

↑ちなみにこの写真が今大会レース中に撮った最後の写真となりました。
熊森山からの下山も先ほどと同じような泥だらけの急坂の下り。
何度もすってんころりん滑りながら進んでいきます。
次のエイドA3富士宮まで残りの大きな山は長者ヶ岳だけ。
ちょっといくとようやく走れるトレイルになるのでとにかく前に進みます。
すでにこのあたりではあきらめて、周りの人と話しながら進んでいる人たちがいましたが、自分はまだ全然あきらめていないので、そんな人をかわしながら進んでいきます。
そして長者ヶ岳に到着。山頂にいた係員にA3富士宮エイドまでの残り距離を確認したところあと15kmほどあるとのこと。
この前のエイドW1麓から次のA3富士宮までは23kmほど。
ここまで麓から12~3kmくらいは来ている感覚だったので残り10kmくらいかなと思っていたのでこれにはがっかり。
この時点で午前3時30分くらい。関門が4時50分なのでこれだと確実に間に合わない。
いやいや、係員が距離を勘違いしている可能性もあるぞ、と気にせずに進みます。
そして長者ヶ岳からは下りを一気に走って進みます。
ここは滑るトレイルではないので、走って進めますが、急でひざにダメージを与えそうなところ。
でも、時間を考えると気にしていられないのでとにかく飛ばします。
長者ヶ岳からの下りを終えようやく林道に出たところで午前4時頃。
このあたり田貫湖の周辺らしいですが、暗くて何も見えません。
登山口にいた係員にエイドまでの距離を確認したところ残り10kmくらいとのこと。
やはり先ほどの山頂にいた係員は正しかったのだろう。頂上から5kmくらい来ている感じがしたので、おそらく残り10kmというのは正しいのだろう。
とすると、残り50分で10kmを走らなければならないという状態。
すべてアップダウンのないロードであるならばなんとか行けないこともない距離ですが
ここからはロードに入るとはいえども基本下り基調とはいえトレイルを含むわけで、おそらくは無理。
いやいや登山口の係員も間違っているかもしれないぞ、と地図を見るとやはりそれなりの距離がありそう。
もうだめかもな、と考えながら進んでいきます。
いや、関門延長というのもあるかもしれないぞ、と考えたけど
A2本栖湖では関門が1時間延長されたものの、先ほどのW1麓では関門延長がされなかったわけで、そう考えるとA3富士宮でも関門延長の可能性は少ないか。
iPhoneの電源を入れ、関門延長という配信がされていないかメール受信を試みますが、やはり届いていない。
とはいえ制限時間まではなんとか走ろうと頑張ります。
関門時刻の残り10分前になっても、関門延長の旨は配信されてこない。
これは完全に関門延長なしだな、と考えると、ここはおそらく残り7~8kmくらいの地点。
完全に無理なのであきらめて歩き出してしまいます。
そしてしばらく歩いて、ちょうど関門時刻になった頃だろうか。
後ろの方を歩いていた女性からこちらに向けて話しかけてくる声が聞こえる。
近づくとなんと関門延長というメールを受信したとのこと。
私のところには来ていないのでまさかと思っているとこちらでも受信。

ということはまだレースは終わっていないということ。
話しかけてくれた女性にはお礼を言うとすぐに「お先に失礼します」と走り出します。
完全にあきらめたこのレース、全然楽しみ足りなかったこのレース、
まだまだレースを続けていいんだと、ものすごくテンションが上がります。
そうすると一気に疲れが抜け、ダッシュで走り出します。
そして、前の人を抜かすたびに
「関門が1時間延長されましたよ!」と声をかけながら進んでいくのでした。
続きは次回に。
UTMF、惨敗…(Part6)
